夏野

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7/15/2023, 9:45:54 AM

―――タッタッタッ
真夜中の雑居ビル、靴音が響く

「おいっ!どこだ!! 隠れてないで出てこいっっ!!」 タッタッタッタッタッタッタッ……

「……………(行ったか?)」
「ねぇ」

「!!?」
「しーーーっ」

「っ、テメエっ! 何しに来た?!」(小声)
「ふふっ、助けに来たに決まってるじゃない?」

「ふっざけんな!俺にとってはお前も敵だっ!」
「も~、今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょ!ほら、早くついて来て」
「…………クソッ、」


―――その後、見事な連携プレイを見せた2人は…
無事に任務を完遂した

「ははっ♪ 久しぶりに楽しかったよ。君のピンチな姿が見られて♪」
「チッ、俺は楽しくねぇ!さっさと帰れ!二度と来んな!!」

上司「はぁ~~~、君たちはいつもケンカばっかりして…戦闘の相性だけはバッチリなのに……

まっ、今後も活躍してもらうけどネッ☆」

7/14/2023, 8:36:57 AM

お城に住むお姫様。

彼女は美人で、性格も良くて、心優しい。
お金だって持っている。
そう、何もかもが完璧…!


あぁ、聡明な彼女は自分が恵まれてるって気付いてるんでしょう?

「あなたのことが羨ましい…
私なんて、何も持ってないただの女の子だもん」

――――――――――――――――――――――――

町に住む女の子。

彼女は明るくて、元気いっぱいで、好きなことが何だって出来る。
何処へだって行ける。
そう、何もかもが自由…!


あぁ、奔放な彼女は自分が何にも縛られないってわかってるんでしょう?

「あなたのことが羨ましい…
私なんて、意思の持てない籠の中の小鳥だもの」

7/13/2023, 9:49:38 AM

ずっとメガネだった…

今日からコンタクトだ!!!

7/12/2023, 9:21:00 AM

『HAPPY BIRTHDAY!!!』

1年に一度、LINEを送る。

大好きな先輩へ。


彼とは高校生のときに出会った。
電車の駅で見かけた。一目惚れだった。
勇気を振り絞って声を掛け、連絡先を聞いた。

それからたまに話すようになったけど、
恋なのか、ただの憧れなのか…
よくわからなくなって…
ただ時間だけが過ぎていった。

―――そして彼も私も卒業した。
切ない思い出。



でもね、先輩の誕生日だけは特別なんだ。
今も必ずお祝いの連絡をする。

「ありがとう」って言われるだけでいい。
先輩後輩でいられるだけでいい。

先輩が幸せならそれでいい。

7/11/2023, 9:49:56 AM

白い羽が舞う。

    ひらり、 ふわり、 ひらり。

――――――――――――――天使が舞い降りた。


森の奥にある、古代の神殿。
緑の風が吹き込み、今も神聖な空気が漂っている。


天井に現れた大きな輪、
『光の抜け道』はすぐに消えた。

力を使い果たした神の使いは、巨大な柱に身体を預ける。
まぶたを閉じ、ひっそりと羽を休めた。

やがて眠りについた――――――



天使には望みがあった。
『人間の世界を旅すること』

―――やっと叶うのだ。


次に目が覚めたら、背中の翼を思いっきり広げよう。
そして、新しい世界へ飛び立つんだ――――

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