<Special day>
今日は自分のために時間を使う
好きな物を食べて
好きな場所で好きなことをしよう
なんでもいい
例えば本屋に行ってもいい
いつもの道を写真に収めてもいい
何でもない日を自分のために
自分をいたわるために使うこと
もちろん、ずっと寝ててもいい
君がしたいことをする日にしよう
自分を大切にしてあげて、君は君しかいないから
代わりなんていないんだよ
〈夢見る少女のように〉
(あー可愛くない)
そう、鏡を見る度に思う
街中では可愛くてスラッとした人ばっかり
顔はメイクでキメててかっこいい
(いいなぁ、私もあんな風になれたら)
可愛い服だって、スカートもオシャレなアクセサリーも
(似合う女になりたい)
人目も気にしなくてもいいように
店で見た可愛いアクセサリー
(キラキラしてて可愛い、欲しいなぁ)
でもお金ないし...似合わないし
バイトしてるのに何故こんなにも金欠なのか...
昔から光り物が好きな私は憧れていた
「可愛い物」「綺麗な物」「かっこいい」「素敵」
人でもそうだ、輝いている人が好きで見とれてしまう
「あの人のようになれたなら、私も」
【big Love】
君は私を好きだといつも言ってくれるよね
ありがとうをしっかり言えるいい子で大人しい子
私についてきてくれて隣にいてくれる
そんな君が好きだよ
”君には私だけでいい”
私しかいらないよね?
私以外に友達はいるの?
私がいないと何も出来ないよね
ひとりぼっちになっちゃうね?
じゃあ隣にいてよ
私もいてあげるからさ
”ずっっと”一緒だよ
裏切るなんて...考えないでね♡
そんなことしたら、私何するか分からないから
【星明かり】
星明かり照らす空の下でベランダで煙草を吸う
夜はまだ暗くひんやりと冷たい
夜は全てを飲み込むのほど大きく深い
いっそ明日さえも飲み込んでしまえばいいのにと
思うほど明日が怖い
人混みに揺られて知らない人と話して
そんなもの何が楽しいのか自分には分からない
自分は自分じゃなくて仮面に過ぎないとそう思う
生きるのは口で言うほど簡単じゃない
生きるためには働かないといけない
税金を収めないといけない
他にも沢山...そんなことを考えても意味は無い
大人たちはそれを毎日毎日同じようなことをして
生きている
自分は今日も星明かりが照らす空の下で生きている
明日への明かりに震えながら
【手紙の行方】
私は手紙を書くのが好きだ
可愛い便箋を見るとつい買ってしまう悪い癖だ
でも買ったからには使いたい
(日頃の感謝を込めて友達にでも書くか)
そこから私は早かった、スラスラと書きたいことが
出てきてあっという間 書き終えた
(喜んでくれるかな〜♪)ワクワクしながら渡した
「ありがと!嬉しい〜(*´꒳`*)」笑顔で受け取ってくれた
私まで嬉しくなってしまった
今思えば、単純過ぎた
馬鹿だった
翌日、その子の家にプリントを届けた時のことだった
その子の部屋のゴミ箱が目に入る
お察しの通り、私の手紙が捨ててあった
それも開けもせずに笑
こいつってこんなに薄情だっけ?
それとも私が友達と勘違いしたのか?でも、
こいつはとんだ、羊の皮をかぶったバケモノだこと
それしか頭になくて理不尽だが、私はプリントを破いて
そのまま自分の家に帰った、悪いけど私はそんなに
”優しくないんでな”