「おじさん、今ね恋している人がいるんだ。でも、勇気がなくて告白することができない」
頼りになる、親戚のおじさんに恋の悩みを相談する。すると、2枚のチケットが手渡された。
「仕事の関係で貰ったんだ。これで、勇気を出せ」
おじさんの手には、ドリカムのコンサートチケットが2枚握られている。僕の、おじさんは音楽業界で働いておりその縁でチケットを貰ったようだ。
ドリカムは、代表曲にラブソングが多い。たしかに、それを聞いたあとなら勇気が出るかも。その前に、彼女をコンサートに誘わないと。そればかりは、自分で頑張るから。おじさん、背中を押してくれてありがとう。
発達障害って、最も可哀想な障害だと思う。自分は、大人になってから「ADHDとアスペルガーの併発」と診断された。考えたら、幼い頃から周りと違うと感じることはあった。今でも、普通の人ならこんなことで悩まないだろうと思う出来事もある。そんなポンコツな自分を好きにもなれないが嫌いにもなれない。純粋な精神疾患(大人になってからうつなどに罹患した人)や身体障がいはそんなことはないはず。先天性の身体障がいも私たちと立場は同じ。しかし、すぐに他の人との違いがわかるから弱い自分を嫌いになれる権利がある。しかし、発達障害には無理。発達障害は、健常者と脳内の構造がどこか違うようだ。そんなもの、普通だと見ることなんてできない。だから、ポンコツな自分を嫌いにも好きにもなれない。
多くの、夫婦は愛し合って結婚をした。それが、一緒に生活するようになってからは、それまでは見えてこなかった相手の悪いところばかり目が行きがちになるのか不仲になる人も多い。私の両親も同じである。娘の私ですら、どうしてあの2人は結婚をしたのだろうと思えてくるほどお互いの悪口を言っている姿しか見たことがない。
世の中の多くの夫婦が通る道だとは分かってはいる。しかし、親のそんな姿を見るのは気分がいいものではない。世の中の、子供をもつ皆さん、子供の前だけでは大好きという感情をもった昔をたまにでもいいから思い出して旦那さん及び奥さんを見てあげて。
幼い頃、たまたま立ちよった店でトトロのぬいぐるみを買ってもらった。いま、考えたらもったいないことだけど中学生の頃ぐらいにそのトトロを捨ててしまった。それから、数年。
金曜ロードショーで「となりのトトロ」が放送されていた。有名だし、小さい頃にともに過ごしたことがあるけどよく考えたらどんな話か分からない。せっかくなので、見てみることにした。改めて、幼い頃に友達と外で遊んだ記憶がよみがえる。また、毎日のようにトトロと寝ていたことも懐かしいなと思う。それから、スタジオジブリとライセンス契約を結んでいるお店に行き一体のトトロを出迎えた。幼い頃とは違う、話の内容をわかってから初めて出迎えるトトロちゃん。あの頃は、ごめん。これからは、ずっと一緒に過ごそう。
普段、何気なく過ごしている日常。
スーパーにいくと、「ユーキャン」の宣伝広告が置いてある。「ユーキャン」とは、大手の資格勉強をサポートしてくれる企業だ。
それだけでなく、「GooglePlay」や「アップルストア」にも、多くの資格取得に関するアプリがたくさんある。私が使っている「ITパスポート 絶対合格の問題集」は土曜日の午前に200人もの人が勉強している。
他の動物は生きることに必死だ。のんきに、資格などを勉強することはできない。災害、物価高と辛いことはいっぱいある。しかし、私たちはすでにみんな小さな幸せをつかんでいる。戦争がなく、生きるためには必需品とは言えない資格勉強に割ける時間とお金があるだけで他の動物や戦争に苦しむ国に住む人を思うと幸せだなと思う。