慰めるときに、「頑張って」と同じくらいよく使われる言葉が「泣かないで」である。しかし、この言葉は本当に相手のことを思っているのだろうか。辛いときは、身体やこころを休める時間が必要だ。悲しいことがあったときは泣くことでそれを発散することができる。頑張ることをやめてこころや身体を休める、思いっきり泣いて元気が出る経験は誰にでもあるでしょ。それなのに、その2つをやめろという人は何を考えているのだろう。まぁ、休みを取ることや泣く選択をした人に優しくする自分アピールがしたいだけでしょとしか思えない。本当に、相手を思う人はその人が立ち直ったり泣き止むまでそっとそばにいてくれる。
冬のはじまり
冬って、いつからからなのか。季節の上では、12月から2月とされている。しかし、ここ最近は年中が冬のように感じられる。一年中、ニュースや新聞で物価の上昇が報じられている。むしろ、何も値段が変わっていない商品を探す方が難しいくらいだ。そして、今年は一年のはじまりというおめでたい日に石川を大震災がおそった。その後も、石川県では災害が起こりやっとの思いで復興の道を歩む県民に絶望をもたらした。暦の上では、12月は明日からとされている。しかし、物価高、「能登半島地震」や「令和6年能登半島豪雨」のせいで今年はもう冬が始まっているように思えてならない。
私は、プロ野球が好きだ。そのなかでも、福岡ソフトバンクホークスを応援している。今、ホークスの捕手である甲斐選手がFA宣言をしている。
FAとは、今の球団を退団して他の球団に行くことができる権利である。来年、甲斐選手は違うチームのユニフォームを着ているかもしれないのだ。
もちろん、甲斐選手の野球人生だからどこに行こうとも彼の自由だ。敵チームの選手になっても応援するつもりである。しかし、私は福岡ソフトバンクホークスが好きでそこで多くの投手をリードして勝利をもぎ取る姿に惹かれた。
来シーズンも、これからも福岡ソフトバンクホークスのユニフォームを着て投手陣をリードする甲斐選手が見たい。いつかは、メジャーに行っている千賀投手とともに若い選手を引っ張るベテランバッテリーを応援したい。野球の神様がいるならば、この夢を終わらせないでほしい。
私たちは一生の間にさまざまな感情を抱く。そのなかで、最も不思議で言葉で説明するのが難しいものは「愛情」だと思う。最近、別れた旦那が元妻を殺したというニュースを見た。おそらく、一緒に生活をする上でいろいろなことがあって別れたのだろう。もともと、別の環境で育ってきた人なのだから相手の全てを理解することは難しいだろう。ただ、別れる道を選んだとはいえ一度はともに暮らす道を選んだ2人。どちらにも相手を思う心があったはずだ。一度は、恋をしてともに暮らしたいと思い一緒になった人を殺すような心境になったのは何故なのだろう。
今、多くの人がおそろしい鏡を持っている。
それは、スマートフォンと呼ばれている。そのなかの、SNSと称されるアプリを使っている人も多いのではないだろうか。スマートフォンの普及によって、自らの意見を述べる場所に多くの人が足を踏み入れることができるようになった。そのなかで、あとで振り返ると少し過激だったかなと思う書き込みをしたことのある人もいるだろう。私もそのなかの一人である。しかし、それこそが私の中の一部だったのかもしれない。現実社会では、仕事仲間や家族に迷惑をかけることで出せなくなっている自分がどこかにいるのかもしれない。