7/4/2024, 9:31:09 AM
美しく並んだ葉を切り落とし
可憐な蕾は摘み取って
そうして過去から現在まで
生き筋をひとつにして
ここまできた
私が気付いていないだけで
間違っていた選択も
たくさんあったのかもしれない
けれど
今ここにいることは
決して間違いではないと
不思議な確信がこの体を満たしている
葉を、蕾を容赦など一切なく
剪定された薄紅の薔薇よ
今はただ、空へ空へと伸びていけ
雲を貫き、虹を越えた
高く清らな場所で
次の季節には美しく花開き
力一杯結実するだろう
◼️この道の先に
7/3/2024, 9:39:26 AM
太陽が人類を殺しにかかっている
意地張ってる場合じゃない
日傘はさしたほうがいい
◼️日差し
7/2/2024, 9:55:37 AM
わからない
私をいつも悩ます
どうしたらこのシーンの意図を
最大限に伝えられるのだろう
私はこれから真っ白なキャンバスに
自分の思考を余さず乗せきらないといけない
フレーミング、アングル、陰影、色彩、構図
その全てが最高の条件で一致してほしい
苦しい
傑作は頭の中にあるのに
吐き出した瞬間に駄作に変わる
フレームの中に収まった一枚の絵
覗き込むと浮かび上がるワタシの情熱と怨念と祈り
◼️窓越しに見えるのは
7/1/2024, 9:47:15 AM
死が二人を隔てても
次に生まれてくる場所が
どんなに遠く離れていても
大丈夫
ちゃんと繋がってる
必ず出会える
この小指の先に伸びる糸を
見ることはできないけれど
ある日唐突に、何の前触れもなく
あぁ、やっぱりここに繋がっていたんだね、と
気付く日が来るのでしょう
その日まで短いお別れ
運命の人
◼️赤い糸
6/29/2024, 3:44:06 PM
夏の絵を描いて。
朝顔、向日葵、百日紅
縁側の風鈴、灼ける瓦屋根の家々
庭に出したビニールプール
白いワンピース、麦わら帽子、子供サンダル
水飛沫、笑う君
なんでもいいよ。
とにかく彩度を右に右に、一番右に。
背景にはいつも
真っ青な空と
天に向かって聳え立つ巨大な白雲
チカチカする夏の色彩を抱いても
調和してくれるから安心して。
◼️入道雲