詠み人知らず

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9/14/2024, 5:25:25 PM

カモメのジョナサン

ヨダカの星

幸福な王子

みんなそれぞれ目的は違えど

その翼に想いを乗せて

最期の瞬間までこの空を翔け抜けた

小さないのち達

よく頑張ったね、よく頑張ったね。

おやすみなさい。

静かに、安らかに、穏やかに。

◼️命が燃え尽きるまで

9/1/2024, 2:26:48 PM

LINE嫌い!

X嫌い!

インスタ嫌い!

FB嫌い!

メール嫌い!

メッセージ嫌い!

電話も嫌い!

24時間365日他人と(身内も)繋がってるの

死ぬほど嫌‼︎‼︎‼︎

◼️開けないLINE

9/1/2024, 9:28:11 AM

君が笑顔で指さす先に

いつだって正しく僕の未来があった

この重い体を動かすには

君の意思が必要だ

僕と君は二人で一つ

君は僕の魂そのものだった

けれどもある日

僕の魂はこの体から転がり落ちて

何処かへ行ってしまった

それ以来

簡単なことが難しくなった

見えていたものが見えなくなってしまった

何処へも行けなくなってしまった

どうかどうか、

君にもう一度会えますように

脳が醒めて血が巡り

体は軽く心は満たされ

この世界を縦横無尽に

飛び回れる日がきますように

◼️不完全な僕

8/31/2024, 9:38:28 AM

体臭がフェロモンだというのは

確かアパレル雑誌で読んだのだったか

最良の子孫を残す為に

自分の遺伝子から程良く遠い遺伝子を

嗅ぎ分けるんだとか

あぁ、道理で。 …道理で?

優しくて甘やかな匂いがすると

初めて会った日から思っていた

柔軟剤やシャンプーとは違う

肌から香る彼本来の匂い

焦ったり困ったりするとさらに強く匂い立つ

可哀想なくらいに

彼は代謝が良すぎるから

とにかく汗をかく

少しの運動で汗の玉が浮いて

走れば滴り落ちる綺麗な雫

彼はいつもそれを欠点として扱った

「ねぇ、俺臭い?」

臭くないよ。

「本当〜?」

本当。

"最良の子孫を残す為に"

「今度香水とか買ってみようかなー」

制汗スプレーで十分!

"自分の遺伝子から程良く遠い遺伝子を"

「ねっアイス食べて帰ろ。

遠回りになっちゃうけどさ」

遠かろうが近かろうが…

「何?」

なんでもない。

この匂いに誘われているのは俺だけでいい

◼️香水

8/28/2024, 4:46:11 PM

アポ無しで来るなと

何度言っても聞きやしない

悪態をついて追い返すつもりが

いつも飄々とかわされて侵入を許してしまう

駅から徒歩10分風呂トイレ別日当たり良しのワンルーム

私の聖域に通い猫のようにフラリと現れては

嵐を呼び込んでくるトラブルメーカー

洗面台の歯ブラシが2本

コップの中でぶつかり合って

苦笑いみたいな軽やかな音を立てる

私たちの関係に

名前はまだ、無い

◼️突然の君の訪問。

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