四方八方に腕を伸ばす
青い青い合歓の木の下で
あなたは優しく手招きをした
日傘、持ってくればよかったね
まだ汗ばむような陽気ではない
でも風が吹くと心地良い
髪と、肌と、ワンピースと…
あなたの美しい色彩が斑らに揺れる
今何を考えてるの
光と影のコントラストが
絶えずあなたの肌の上を流れるから
私は今日もあなたの表情を見失ってしまう
◼️木漏れ日
2025年5月6日
午後9時50分
今この時が
サビの部分
大声で
腹の底から
愛と怒りと
魂を込めて
歌って。
◼️ラブソング
お元気ですか。
朝、外に出るとまだ肌寒さを感じる日々ですが
最近は日中なら汗ばむような陽気で、
やっと冬が終わるのかとホッとしています。
東京では先月初めには梅が、
今週には桜が萌しているのを見かけました。
今年は雪を見ずに花の季節が来てしまったようです。
季節が何巡しても
春先の風に乗って流れてくる土と花の匂いには
いつも心が震えます。
冬を超えた生命の歓びと執念と解放と…
漲るパワーを感じるからです。
メジロも見かけるようになりました。
追いかけっこするように、
枝から枝へ跳ねていく姿が微笑ましくて
あなたを思い出しました。
年明けから面白そうな個展が
たくさん開催されているようです。
都合が合えば散歩がてら一緒に行きましょう。
そういえば、昨日は魚座新月でしたね。
どんなお願いをしたのでしょうか。
いえ、どんな願いでもいいです。
あなたの願いが叶いますように。
健闘を祈ります。
◼️ 芽吹きのとき
冬はつとめて。
とにかく部屋を温めて
布団から出られたならその日はもう百点満点
お気に入りの紅茶葉を取り出して
ミルクティーにしたら手帳を開く
あと一ヶ月の付き合いになる手帳は
夏がスッカスカ (夏鬱だった)
コート、スカート、ニット、ブーツ
重厚感のある衣類は
夏物よりも少しお高くて
着るたびに背筋が伸びる気がする
彩度の落ちた空を見上げて
マスクを外して深呼吸
外はすっかり冬の匂いだと言うのに
まだ朝顔が咲いていて
灰色の空に鮮やかな赤紫がポツンと映えている
ああ、本当に世界中の気候が狂ってるんだと
しみじみ思う
これが2024冬の思い出
今年は何一つ叶わなかったから
これから年末に向けて帳尻合わせの如く
駆け抜けていくんだろう
まだ咲いていてくれてありがとう
もう少し頑張るよ
◼️冬になったら
「蟹座の人に聞きたいんだが、ヒュドラ君ってどんな子だったの?」
「ヒュドラ君はね、乱暴者のイメージがあるけど心を許した相手には凄く優しいの‼︎みんなから嫌われ者みたいな扱いを受けてるし、本人もそれを自覚してるから影を背負ったダークなキャラになっちゃってるけど根はいい子だから!蟹はみんなの誤解を解きたいけどヒュドラ君は蟹だけが理解してくれていればそれでいいと思ってる節があって思考が依存気味。でも全体重をかけるような依存ではなくて蟹が他に友達を作ったら背中に哀愁を漂わせて消えていくような相手の負荷になることを避ける依存で…」(オタク的早口口調)
◼️星座