むらたま

Open App
5/31/2024, 11:24:18 AM

もういい歳なのに。
無垢な、人。
どうやったらここまで何にも染まらずに来ることができたのか。

きっと芯の部分がしっかりしていて、そして輝いているのだと思う。
色々な事があっただろうに。

無垢な魂は何度も何度も洗いをかけて。
眩いばかりの輝きを放っている。

5/30/2024, 10:10:30 AM

人生は旅だと言う。
旅行は苦手な私だけれど。
お家で猫と昼寝をするのが好きな私だけれど。
それでも生まれた瞬間、旅に出たんだ。
曲がった道、長閑な道、急な坂道。
時には崖によじ登って。
振り返ってみれば、来た道が懐かしく思える。
終わりなき旅を。
どんな景色が私を待っているのだろう。
誰と共に歩んでいくのだろう。

5/29/2024, 11:10:59 AM

ごめんね。
貴方の心の深いところにあるざっくりと切り取られた傷。
あまりに深いので触れる事が恐ろしかった。
それでも話してくれただけ、私には心を開いてくれたんだろう。
そんな傷を持つ貴方は懸命に生きていた。
私は日常を取り繕う事しか出来なかった。
本当は少しでもその古傷が疼かないようにして、あげたかった。
そう、できなくて、ごめんね。

5/28/2024, 10:53:52 AM

制服の衣替えの頃、半袖から伸びた腕が眩しかった。
たったの三年間。
でも、一生忘れない時間だ。
私は手の届かないものをつかもうとして必死だった。
まわりの友人達もそうだっただろう。
半袖から伸びた腕。
もがいて、もがいて、もがいていた。

5/27/2024, 11:14:00 AM

貴方は私の天国であり、地獄だった。
平凡な私なのに、ジェットコースターに乗せられたみたいに。
喩えるならメリーゴーランドとお化け屋敷。
聖と俗。

そんな貴方に揺さぶられているうちに私は身体の芯がしっかり定まっていく様に感じている。
もしかしたら、貴方もそうなのかもしれない。

大人になりそこねたふたりはいつも遊園地で終わりのない夢をみている。

Next