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4/14/2024, 4:03:19 PM

〖神様へ〗


神様の存在なんて都合よく信じたり信じなかったり、味方だ敵だと言ったりする。
でも、今は神様はいると信じて、味方だと思い込んで願う。


「ずっと一緒だよ!」

「あー、ほんとに愛してる。俺から離れちゃだめだよ。」

「可愛い、誰にも取られたくない、一生そばにいて。」


どうか彼の口から私へと放たれたこの言葉たちが
私ではない誰かに向くことがないように、
彼の私への愛情が嘘にならないように、

どれだけ喧嘩しても、小さなことでやきもちを妬いても、高い壁にぶつかったとしても、、
何があっても私と彼が笑顔で過ごせるようにしてください。


なーんてね、笑
神様に願わなくてもきっと大丈夫って、自分自身を過信してるから。

3/29/2024, 1:59:32 AM

〖見つめられると〗


「次なに歌うー?」
「ねえねえ、こっち向いて?」
「ん?」

彼は一瞬だけ私を見た。

「はい、見た!」
「ねえ笑、見てないよ笑」
「見たってば!も〜、早く次決めて!」
「もっと見て!笑」
「見たら、早く曲決めてよ!」

彼は私と3秒ほど見つめあった。

「はい!」
「なんで?今日全然見てくれんやん笑」
「も〜、うるさい!笑」

私が渋々曲を決めて、マイクを握る。
彼は私を引き寄せ、ぎゅっと抱きしめる。
目は合わせてくれないのに、

歌い終わって、彼が曲を選ぶのを止める。

「なに〜?」
「なんで見てくれないの?笑 」
「なんでもいいでしょ!」
「久しぶりに会えたのに、」
「だからだよ!」
「え?」
「久しぶりに会えたから、可愛いし、恥ずかしいの!」

予想外の答えに驚いたけれど、すぐにニヤケてしまった。
なんて可愛い理由なんだろう。
私よりもずっと乙女だな、笑

3/26/2024, 5:23:19 AM

〖好きじゃないのに〗


お母さんのことは好き。だけど。
相手の方は好きじゃない。全く。

母が父と離婚してから、相手の方がいるのは初めての事じゃない。3人目だ。

今回の人は、私たち子供と会話をしない。
母としか話さない。
家に入る時に挨拶をしない。

母はちゃんと紹介してくれない。
いつもそうだ。
言わなくても分かるでしょ?というような態度でいる。

妹や弟も嫌がっているのを知っている。
だから、母に私の口から伝えなければならない。
けど、母は私たちといる時よりも相手の方といる時の方が最近は笑顔が多いと感じる。

私は、母と相手の方の関係を崩したい訳ではない。
ただちゃんと紹介して欲しいし、家には連れてこないで欲しい。それを伝えたい。
でももし、それで2人の関係が崩れて母から笑顔がなくなったら、、
そんなことはないと分かっている。けど怖い。

今のお母さんは好き。じゃない。
好きじゃないのにな、

3/22/2024, 4:47:54 PM

〖バカみたい〗


今日は久しぶりに彼に会った。
毎日電話はしていたけれど、彼に会えていないことがとても寂しかった。
だから、彼が明日会う?と言ってくれたときは、嬉しくて言葉が出なかった。

いつものカラオケを予約して、3時間2人で歌いまくった。そのあとはお散歩をした。また、私の行きたい場所に着いてきてくれて、帰りは家まで送ってくれた。

「今日も夜電話しよーね」
「うん!」

いつも大体0時を過ぎた頃に、どちらかが誘いのメッセージを送る。
0時20分、私は最初のメッセージを送った。

〈お電話しませんかー?〉

返事がなく、10分後とそれから20分後くらいにメッセージを送るが既読すらつかない。
これは完全に寝ている。

〈いっぱい歩いたから疲れちゃったよね!ゆっくり寝てね!おやすみ!〉

というようなメッセージを送った。
だけど、もしかしたら彼が起きるかもしれない。
何かの拍子にメッセージに気づいて、返事が返ってきて、声が聞けるかもしれない。
と、諦めきれずに私はスマホを眺めて待っている。
寝るのが好きな彼が起きるはずなんてないのに、バカだな私、笑

3/22/2024, 2:21:39 AM

〖二人ぼっち〗


「うちね、人気者なんかじゃないんだよ。
周りのみんなが優しいから、うちに声掛けてくれるの。でも、誰の1番でもない。ずっと2番目なんだよ。」
「え?」
「いつも一緒にいるあの子も、うちとの予定あっても地元の子に誘われたらそっちに行っちゃう。相談するのも違う子だし、都合のいい人まではいかないけど、うちの優先順位は低いんだよ。笑」
「そうなの?」
「うん、うちはね勘違いするようにしてるの。あの子のこと信頼してもいいんだって。実際はわかんないけどね?笑」
「そっか。」

彼は私を悲しそうな目で見つめている。
私を引き寄せ、ぎゅっと抱き締めてくれた。
そして、彼は泣いた。

「俺も、俺もだよ。俺もずっと2番目。仲良い人が休んだりすると、俺のところに来る。仲良い人が来たら、俺のとこには来ない。」
「うんうん、そっか、」

彼の涙を拭うと、彼は私の手を握り名前を呼んだ。
私の目を見て、彼は言った。

「俺の中で1番だよ。何にも変えられない。だから、ずっと一緒にいよ?」
「うん、ありがと。うちも1番だと思ってるよ。」

小さな公園で、私たちは泣いた。

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