トポテ

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3/1/2024, 3:21:08 PM

今夜も欲望に溺れている。
会えなかった時間を埋めるように愛し合う。
静かな真夜中。冷たい空気に乱れた呼吸が交わる。二人を照らすのはカーテンの隙間から零れる月のみだ。
二人の赤く火照った顔が輝く。
ベッドがギシギシと軋む。重なった肌に汗が滲む。
皮膚越しにドキドキと鼓動が伝わる。
耳に生ぬるい吐息といやらしい声が触れる。

翌朝、彼の隣で目が覚めた。
窓の外でチュンチュンと鳥が鳴いている。
昨晩に見合わない、爽やかな朝だ。
まだ欲望が下半身に感覚として残っている。
「おはよう」
鳥の声を聞きながら彼の顔を見つめていると水色の瞳が開いた。彼が眠たげにかすれた声を出す。
彼はんんーと唸りながら僕の腰に手を回す。
「おはよー」
彼は僕の胸の中でまた寝る準備をしている。
タイミングよくピピピとアラームがなった。
「起きて」
彼の髪をくしゃくしゃと荒く撫でる。
「アラーム止めろ…」
「だーめ」







欲望

2/29/2024, 1:55:10 PM

列車に乗って

2/27/2024, 2:27:05 PM

最近はよく現実逃避したくなる。

つらくなったら自分をどこか、ここじゃない空想の世界へと連れていく。

春が来るのが怖い。

春は出会いの季節というが、同時に別れの季節ともいう。今の私には別れはつらすぎる。

『こんなに別れるのがつらいなら、初めから出会わなければよかった』

そんなセリフをよく映画や漫画でよく耳にした。
あの頃は全く理解できなかった。

どんなに別れが寂しく悲しくても、出会ったことは後悔しない。そう思っていた。
でも今は痛いほど同感する。

出会ってしまったことを、好きになってしまったことを、恨んでいる。
だって離れるのがつらい。まだ一緒にいたい。
時間が止まればいいのに。何度そう思ったか。

忘れたいのに、君の可愛い笑顔が頭に張り付いて離れない。

タイムリミットが迫ってきている。

頭の中ではありえない未来ばかり。
そんな妄想の対象はもちろん君だった。
こんな未来、もうありえないのに。夢から覚めないでほしい。

現実は寂しい。



現実逃避

2/26/2024, 3:26:08 PM

君は今を生きている。
それに比べて私は、君に振られてから時間が止まったままだ。
君はよく隣の席の女の子と喋ってる。
もしも私が君に気持ちを伝えてなかったら!
もう意味ないのに、そんなことを思ってしまう。
時間が解決してくれると思ってたけど、
もう告白してから随分経つのにまだ君のこと大好きなまま。
だれ?女の子からの告白は70%成功するって言ったの。彼女つくる気ないって言われたんですけど。
そんなわけないじゃん。本当に彼女つくる気ないだけで私のこと降ってたとしても、もし可愛い子に告白されたら絶対付き合うもんどうせ。
はやく忘れたい。


君は今

2/25/2024, 3:38:57 PM

物憂げな空

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