7/2/2024, 1:24:01 PM
日差し
今日も今日とて日差しが強い。
日に焼けるのが憂鬱だった。
茹だりそうな日差しと、君とひとつずつのサイダー。
炭酸を流し込んで、それでも気休めにしかならなくて。
汗を流しながら、話す気力もなく歩いたアスファルト。
耐えられないほどのその暑さも、景色も。
きっといつか思い出に。
7/1/2024, 12:26:51 PM
窓越しに見えるのは
小さい時、親が運転する車の後部座席から見た景色。
追いかけてくる月を見て面白がった夜。
幻想的な夕日の色を見つめていた夕方。
塾に行くのが憂鬱で、青空をただ見上げていた昼。
期待を裏切って広がる雨雲を恨んだ朝。
窓越しには、いつも同じで違う空があった。
6/30/2024, 1:38:02 PM
赤い糸
運命の相手と繋がれているらしい赤い糸。
他にも、黒い糸、緑の糸、黄色の糸、青い糸。
人の指には沢山糸が絡み付いて、
まるで操り人形みたい。
生まれながらの繋がりもきっと大切だけど、
本当に自分らしく生きるなら、運命なんて気にせずに。
好きな物と、好きな人と生きていきたいな。
6/29/2024, 12:47:36 PM
入道雲
あの日、君と見た景色。
丁度電車が通り過ぎた踏切の奥の遠い空には、
真っ白な入道雲が見えていた。
あの青と白のコントラストと、
夏を思わせる熱い日差しは、
きっと、ずっと色褪せない。
6/28/2024, 4:18:36 PM
夏
期末テストが終わり、落ち着いた頃。
体操服での登校が許可され、
プールの授業も始まってくる。
そんな夏が、暑い日差しが好きじゃない。
だけど、体育祭が、夏休みが、青い空が。
キラキラ輝く青春が、確かにそこにあった。