風ケン

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6/30/2025, 12:40:27 PM

 すずめの囀りと、カーテン越しに差し込んでくる柔らかな光が、私を目覚めさせた。清々しさと、少しばかりの後ろめたさを、感じながらゆっくりと身を起こす。こんな感覚は、いつもの事、もう慣れっこになってしまった。ただ、いつからそう思うようになったのかは、はっきりとは覚えていない。
 キッチンに立って厚切りのパンを焼きはじめる。こうして君に朝食を作ってあげられるのも今日で最後かも、なんて思いながら…

6/26/2025, 8:34:54 PM

最後の声
君から聞いた、最後の声、今でも覚えてる。

9/17/2022, 8:13:43 AM

空が泣く

講師の先生「空が泣く時は神様がジョウロで水を撒いている。風が吹く時は、風神様が風の袋を開いている。雷が鳴る時は雷神様が思いっきり太鼓を叩いている。」
「これはほんとの話だと思う人、挙手して下さい」
会場「シーン」
講師の先生「誰もいらっしゃらない…これは珍しい結果ですね」
司会者「えっ、えー?」

9/15/2022, 10:51:24 PM

君からのLINE

LINEが来ない。何故だ!何故よこさない。女房から勧められL INEを入れた。
「これで、娘も送りやすいと思うよ」なんて女房。それが…来ねえじゃねえか!
前は一緒に風呂にも入ってくれたのに…
今はそれも遠い夢のように霞んで行く。
時が経ち、娘は家を出て他県に行ってしまった。娘にとって私の存在感は、さらに薄れて行くのだろう。おそらく、俺は今透明人間。
それでも、娘よ!君からのLINEを私は待っている。
と、書いたものの、ほんとは娘とはとても仲がいい。L INEも普通にやりとりしてます。さすがに、お風呂は一緒には入ってはいませんが…以前(コロナ前)娘とファーストフード店に行った時、何を注文するか二人で相談していたら、注文受けに出ていた女子店員が「お客さん達、親子ですよね?仲良いですね!」って、そして「私、父親と全然仲良くなくて、娘(私の娘)さんぐらいの時は、父親とは全く話ししなかったです」と真顔で言っていました。さらに、注文した商品を受け取る時まで、いまだに信じられない!といった顔で私等を見ていました。私的には、ファーストフード店の店員が、お客とそこまで話して来たことの方が、はじめての経験で、びっくりした事を覚えています。

9/15/2022, 7:19:08 AM

命が燃え尽きるまで

この言葉の次にくる言葉を私はずっと考えていた。
自分のなかでは挑むという言葉
     (挑み続ける)
   これが1番腑に落ちた。
でも、もう既に人生の下り坂に差し掛かっている私には、途方もない野心を今から抱くことは無理だろう事は想像するに難くない。
  ならば命が燃え尽きるまで挑み続ける。
これを、今の私が出来そうな事柄は何か?
いろいろ考えた末に辿りついた答えは…
長生き、つまり寿命を延ばすこと、それも
健康寿命を出来るだけ先延ばしする。この事を一生懸命頑張る。ということに決めた。
もし、それが実現できるなら、私は、いつ死んでもいい!
なんて、よくある落ちで申し訳ない。

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