すずめの囀りと、カーテン越しに差し込んでくる柔らかな光が、私を目覚めさせた。清々しさと、少しばかりの後ろめたさを、感じながらゆっくりと身を起こす。こんな感覚は、いつもの事、もう慣れっこになってしまった。ただ、いつからそう思うようになったのかは、はっきりとは覚えていない。 キッチンに立って厚切りのパンを焼きはじめる。こうして君に朝食を作ってあげられるのも今日で最後かも、なんて思いながら…
6/30/2025, 12:40:27 PM