「やばいって!花火始まっちゃうよ!」
お祭りと言えば焼きそばでしょ!!
美味しいなぁ…!ジュースも飲んじゃお!!
って周りの人が移動してる?あっ
そうだ!もう少しで花火の時間だ!!
急がないと!!もう、こういう時に限って1人なんだよなぁ…
「1人かぁ…ごめんね、一緒に行ってあげられなくなっちゃって。」
んー?誰か何か言った?
「聞こえてないかぁ…涙が出てきちゃったよ。」
うわっ!目に汗入った!!痛いー!!
お盆祭り楽しいなぁー!
お盆ってなんの日なんだろ?
神様なんて居ないよって
神様が降りてきてそう言ったよ
神様だって矛盾するんだから
人間が矛盾しちゃうのも仕方ないよね
自分は神様を信じていないけどね
自分は神様に祈りながらビルの風に包まれて落ちたよ
そしたら
神様なんて居ないよって
神様が降りてきてそう言ったよ
募金箱にお釣り134円をそっと入れた。
「こんなに?!ありがとうございます!!」
募金活動をしている女性の方が、目をぱあっと見開いて僕にそう伝えた。
僕は罪悪感に包まれてしまった。
ごめんなさい。
それだけを思った。
みんなきっと人のために募金をするか、何となくするかのどちらかだろう。でも僕は違った。汚かった。
僕より酷い環境の人がいることに喜びを感じ、それの感謝料として入れた。しかも入れれば褒めてもらえる。
そんな汚い気持ちで募金箱に小銭を入れた。
誰かのためになるのならいいのではないか?
そう思った時期もあった。
でも、でも。
これは誰かのためではなかった。
紛れもなく、僕のために、
自分のために募金をしたのだ。
女性の純粋な瞳からじんわりと伝わる輝きは僕のためにあるのに。
ごめんなさい。
拝啓 昨日までの私へ
ちゃんとご飯は食べていましたか?
友達はいましたか?
恋人はいましたか?
元気でしたか?
寂しくなかったですか?
家族はいましたか?
家はありましたか?
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「はぁ、虚しいな」
私は昨日事故にあって記憶喪失になってしまったらしい。何も覚えていないから手紙を書いたけれど、そういえば手紙は過去へは送れないんだと今気づいた。
病院で点滴に繋がれて窓から眺める景色は見たことあるはずなのに、どこか懐かしいのに、思い出すことは出来なかった。
何度離れてもだめ
何度触れてもだめ
何度消し去ってもダメ
日を置いてもダメ
何をしてもダメ
あー辛い
見られたらやばい
引かれたくない
誰かを頼りたいけど
頼ったらやばい
なんでこんなことしちゃったんだろ
「エロい広告に釣られて広告タップしなきゃ良かった、、」
みんなウイルスには気をつけようね!