失われた時間
「失われた時間について?考えたくもないわよ。だってね、いくら過去に想いを馳せたって今さらどうにもならないもの。分かるでしょう?わたしたちは未来について考えるしかないのよ。あら、そんな顔しないでちょうだい。大丈夫よ、何とかなるわ。さぁこっちへ来て。一緒に祈りを捧げましょう」
一年後
一年後自分はどうしているだろうか、ということを考えてはみたが、計画という物を全くしないため一年後どころか明日の自分のことさえ全くわからない。今までも、その場で思いついた突拍子のない考えに従って人生の駒を進めてきた。意外とその選択に後悔したことは一度もない。きっとこれからもそのように生きていくのだろう。
初恋の日
昔から恋という言い回しがあまり好きではないので、初恋の日というものが明確にいつを示すのか自分でもよく分かりません。ただ恋と呼ばれているものについて一つ言えることは、世の中には"大事にしたい人"と"そうではない人"の二通りの人間が存在している、ということです。そういった感覚的な問題に、恋なんて大層な名前を付けなくても良いんじゃないかと、そういう風に考えます。自分はそういった事前に枠のような物で取り囲まれた一種のストーリーのような物に己を当て嵌めてしまうのがどうも苦手で。それに恋と言ってしまうと問題が複雑化・顕在化して大変なことになってしまいます
明日世界が終わるなら
そのような情報が伝わってきても根拠が無ければ信じる事はないだろう。例えば巨大な隕石が近付いているとか、世界各地で同時に核兵器が使用されるとか、そういった根拠があれば話は変わってくるが、何もなく「ただ突然全てが終わる」という話であれば到底信じられないのできっと自分は普段通りに過ごすだろう。他に突然終わる状況として考えられるのは自然災害などだろうか。その場合であっても事前に我々の耳に入ってくる事は無いように思うので、やはり普段通りに過ごす他ないだろう。
君と出逢って
君と出逢って私は変わった
私はずっと不自由だった
普通というものに囚われて
何もかも偽って生きてきた
苦しかった
でも君は自由だった
自由の象徴みたいな人だった
私の良くない部分も全く気にせず
笑って賛同してくれた
心地良かった
あの時から私は偽るのをやめた