10/28/2024, 10:04:51 AM
愛の想い出に
桜は散り
牡丹は崩れた
冬の暖房の中で
ゆっくりゆっくり
糸を紡ぎながら
あなたは
蝋燭を立てながら
甘い香りを残した
10/27/2024, 12:27:16 PM
甘いあまい蜂蜜の匂い
どろどろ泥団子みたいに丸いわね
なんて笑う君の顔をみていた
すっぱいすっぱい林檎の香り
ふわりふらり木の薫り
ぜんぶ腐っても多分いいんだろう
あなただけわかり合えたなら
きっと他には何もいらない
匂いを求めてあたしは歩く
10/26/2024, 2:18:03 PM
愛の砂糖を嫉妬の珈琲と混ぜれば
恋してるわたしが気付くでしょう
もういらないあなたのことさえも
いらない いらない ぼくらを
さよなら愛した人よ
売買と占めた濁流の河川で
下僕で酔ってわかんないよ もう
斑で躓いて消えたいよ もう
あなたを愛したいの
あなたの瞳も髪もぜんぶ
ぼくら何故間違ったんだろう
知らないいらない言葉がばかりが
頭を過ぎる
10/25/2024, 1:46:29 PM
ないものばかりで飽きてたかい?
雨に濡れたままの蛇口が
上向きの靴に降りかかる
虹は出ないね晴れないね
海月の痛みも珊瑚の欠片も
拝啓君に伝えたいの
背景ぼくらの背中には
きっと笑えない冗談があるのでしょう
手紙を書き損ねたインクから
うまく言葉にできないと管を巻いた
10/24/2024, 10:06:54 AM
暗いまま時間は過ぎ
蝋燭が消える瞬間まで
ぼくはあなたといたかった
手を伸ばしても空を切る