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10/27/2024, 12:27:16 PM

甘いあまい蜂蜜の匂い

どろどろ泥団子みたいに丸いわね

なんて笑う君の顔をみていた

すっぱいすっぱい林檎の香り

ふわりふらり木の薫り

ぜんぶ腐っても多分いいんだろう

あなただけわかり合えたなら

きっと他には何もいらない

匂いを求めてあたしは歩く

10/26/2024, 2:18:03 PM

愛の砂糖を嫉妬の珈琲と混ぜれば

恋してるわたしが気付くでしょう

もういらないあなたのことさえも

いらない いらない ぼくらを

さよなら愛した人よ

売買と占めた濁流の河川で

下僕で酔ってわかんないよ もう

斑で躓いて消えたいよ もう

あなたを愛したいの

あなたの瞳も髪もぜんぶ

ぼくら何故間違ったんだろう

知らないいらない言葉がばかりが

頭を過ぎる

10/25/2024, 1:46:29 PM

ないものばかりで飽きてたかい?

雨に濡れたままの蛇口が

上向きの靴に降りかかる

虹は出ないね晴れないね

海月の痛みも珊瑚の欠片も

拝啓君に伝えたいの

背景ぼくらの背中には

きっと笑えない冗談があるのでしょう

手紙を書き損ねたインクから

うまく言葉にできないと管を巻いた

10/24/2024, 10:06:54 AM

暗いまま時間は過ぎ

蝋燭が消える瞬間まで

ぼくはあなたといたかった

手を伸ばしても空を切る

10/23/2024, 12:37:16 PM

なんにもないはずの曜日に

開いたままの喫茶店

人も街も色も声も

すべてが何処か可笑しいような

懐かしむような

まっさらだね

手を伸ばしながら君は云う

まだ温かいね

ぼくの髪を撫でながら

お菓子いね

あゝ可笑しいね

ってなんで泣いて笑ったって

悔やんで晴天を突く

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