10/3/2024, 12:59:27 PM
こんなときに君がいてくれたなら
あなたが優しく笑うならば
ぼくは世界を愛せただろう
だから理不尽だ
何でも無いように
君を見つけるように
光が差した夏日で
またぼくはあなたを見つける
こんなこと夢であっていいものかしら
なんてそうつぶやきながら
遠くで鳴る汽車の音
10/2/2024, 12:19:53 PM
このまま沈んちゃって
飽きるまで転がり落ちて
まだ、足らないだろう?
紅の花が頬を差す
あのときぼくたちはきえたかったんだ
だから嬉しかったんだ
支えるのが怖かった
愛し合うのが怖かった
ただそれだけ
相槌を打って
さよならまたねって
だけど
一目惚れしたから
また会いたくて
我儘なぼくだ
10/2/2024, 4:33:08 AM
さむい海を一人で歩く
ちゃぽんと鳴る投げた石ころ
息を細く吐きながら、涙目のあたしはまだ俯いて
なくせないから美しいと
景色には嘘はつけないと
さむがる悴んだ手を広げて
遠くの灯を見つめたあたし
貝殻にぜんぶ吐き出せば楽じゃないか
いっそ海にさえ藻掻いてしまえば生きれたのに
悲しくなって
愛を売って
死にたくないと呟いた
朝焼けの、海
6/26/2024, 12:42:20 PM
別れるときにはいつも匂いがした
甘い匂い
酸っぱい匂い
さっぱりする匂い
様々な匂いが鼻を掠めた
貴女は優しく笑って
「またね」と
手を振って歩き出す
貴女の香水の匂いに
ぼくはまたくらくらする
遠ざかる足音に
思わず立ちすくむぼくを
涙の匂いが
鼻を掠めた
6/25/2024, 3:26:52 PM
貴女の横顔に惚れて
息も止まるほど美しく笑って
辛い時もめげずに笑って
そして実ったのは
恋と言う心情
雨が降っても、風が吹いても
めげない
恋の花畑