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6/24/2024, 10:30:32 AM

灯りがぼおっと付く満月の夜
暗い道を独りで歩く私の近くに、優しく吊るされた提灯が道を照らしていた
提灯の方に寄ると、そこは小さな蕎麦屋
私に気付いた店主が、軽く挨拶をする
「一人ですかい?」
「ああ…はい」
「そこ、どうぞ、」
「すみません…ありがとう」
「メニューはなんにしましょうかい?」
「じゃあ、日本酒をコップ一杯、蕎麦も」
「へい」
店主の、蕎麦を作る姿を眺めていると、突然問いかける
「ようこんな店を見つけられましたねえ、灯りがちっぽけだもんで、みんな通りすぎるんですわ」
「まあ、月明かりよりは明るいですからねえ…」
「ほないですか」
店主は深く頷いた
やがて、出来たての蕎麦と、酒が置かれる
蕎麦をするすると啜り、酒を一口
「旨いです…!」
「そりゃあ、よかった」
にぃと笑う店主の顔
食べ終わり、お金を払って店を出ようとすると、店主が呟く
「また、きんといてください、いつかまた会えたらですが」
「ええ、モチロン、いつか…また満月の日ですかね」
「満月の日ですか…そうか…」
店主に挨拶をして、軽く後ろを振り返ると、蕎麦の灯りが消えていた
満月の灯りも雲に隠れていた

6/23/2024, 3:12:35 PM


「ねえ、おはなすき?」

「うん!すきだよ!」

「そっかあ、じゃあこのおはなあげるね!」

「わあああ!きれいなおはなねえ、ほんとうにいいの?」

「いーよ!きみのためだもん」

優しく笑う顔立ちに思わず見惚れていたら

はっと目が覚めた

そこには、潤んだ瞳の貴女の顔

「私、夢の中で何か言ってたかしら…?」

「いや?君の可愛い寝顔に見惚れていたよ」

「変なこと言わないでっ」

恥ずかしくて、顔を背けると、貴女はふっと一つ笑う

「これいる?」

「なあに。これ」

「花束」

「良いの?これ」

夢のように呟く

「良いよ、君の為なら」

あの頃のように

優しい笑顔で

6/22/2024, 3:12:12 PM

貴女がいる日々

貴女と笑える毎日

貴女と喧嘩する月日

貴女と愛を循環する年月

すべてが愛おしくて

泡のように消える、夢

貴女がいない夢は

ぜんぶ、線香に上書きされて

11/27/2023, 2:32:25 PM

あたしはいらない子なんだって
親はあたしを愛してくれない
愛を貰ったことがないの
辛い?知ってる
苦しい?分かってる
寂しい?そうだよ
構ってもらえるまで
あたし生きられるかな

11/20/2023, 10:40:22 AM

君は僕にとって大切な人
髪も瞳も肌も匂いも
全てが愛おしい
全てが僕にとって大事なもの
最愛で最期の人
僕は、君を見るだけで胸が高まる
高まって鳴り止まない
僕の大好きな
最愛な人
いつまでも僕の隣で
笑っていてくれ

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