5/17/2024, 9:57:09 AM
愛する人に愛される自分でありたいから、
些細な癖を直してみたり、
逆に新しい習慣がついたり、
それまでだったら行かなかったところに行くし、
今まで好きだったものも我慢するかもしれない。
愛する人には健やかであって欲しくて、
喪失を恐れて涙を流す。
愛は互いに与え受けたいものだから、
自分と他者との領域を溶かしあって、
新しい領域まで境界を広げるものだと思う。
愛があると、
自分ひとりではできないこともできるようになる。
自分の知らなかったことを、知ることができる。
『愛があれば何でもできる?』
5/6/2024, 12:56:02 PM
⚠仄暗い表現
惰眠から覚めて、斜陽を浴びる。
残ったカップ麺を消費して、
積まれた本の山を少し倒す。
クリアを放棄したソフトを拾って、
たまには真面目に掃除をしよう。
ありものでどうにかできるかな。
浴槽に湯をためて、
カッターを使おうか。
温い湯に腕も身体も浸しながら、
酒でも飲もう。
何も考えないようにするのは得意だ。
いつもやっている。
そのまま狭くて暗いこの世界で、
すべてを終わらせるのだ。
『明日世界が終わるなら』
5/5/2024, 5:25:39 PM
歪んで、独りで生きることを正解にしようとした自分は、君と出逢って変わった。
君という存在は緩やかに染み出す水に近かった。
あの日から、自分の世界は広がり続けている。
香りが、記憶と強く結びつくこと。
自分は寂しがり屋で、肌の温もりが好きなこと。
存外、人は不完全でも愛せること。
これからも、この水面は広がり続けるのだろう。
願わくば、君との日々が、幸せなままもう少しだけ続きますように。
『君と出逢って』
5/4/2024, 5:20:38 PM
耳鳴り。
空気の揺らめき。
眉間から鼻筋にかけて通る淀んだ何か。
耳を澄ましてみようととる行動は、まず目を閉じること。
視覚の切られた感覚器官は、耳に限らず残された感覚すべてを研ぎ澄ます。