とらた とらお

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2/9/2023, 2:56:53 PM

心を込めた花束を
貰ったことがない私は
あまり花束を好きになれずにいる

贈ることが形式化され
気持ちのない花束を贈り贈られ
何のために贈っているのか
正直よく分からなくなる

鼻がよく効く私には
花の匂いは強すぎて
残念ながらいい匂いとは感じられない

花束を贈るからと頼まれて
立ち寄った花屋さん
強烈な匂いが充満していて
少しでも早く逃げ出したくなる

形式化して
気持ちのこもらない花束を渡すくらいなら
渡さなければいいのに

そんなこと言えるわけもなく
形式的に渡して
形式的に貰う
花と花屋さんに失礼だ…。

花束が嫌いな私も
ふと思うことがある
愛するあの人からもらう花束は
それはそれはとても、嬉しいだろうなと

その人はたまに
山椒の枝葉をくれる
山で見かけるとわざわざ採って寄越してくれる

私は知っている
その人が山椒の葉の匂いがとても嫌いなことを

その嫌いな匂いが手についても
わざわざ見かけると採って渡してくれることを

初めて受け取ったとき
目を輝かして喜んで以来
私が嬉しそうに匂いをかいでいるのを見て以来
その人は渡してくれる
渡したあと、こっそり「くせっ…」といいながら

渡されるたび小さく喜ぶ
私の姿を微笑ましげに見ながら

そんな人から貰える花束
いろんな想いをはらんだ花束
貰って嬉しくないわけが
なかろうもん

2/7/2023, 1:45:07 PM

初めて通る道なのに
曲がるとこを間違えなかった…!

………。
しょ~もな…。
こんなこと…、どこにも書けんわい…。

2/6/2023, 8:56:51 PM

チックタックチックタック
それは否応なしに進んでいく

止まって!と叫んでも止まってはくれない
早く進んでほしくとも同様だ

ある日止まっていることに気づく
だが何処か別のところで代わりに時を刻んでいる
見かけ倒しに他ならない

幸せな時間も、来てほしくない時間も
どこかの針が無慈悲に進めていく

それでも、時間が解決してくれることが
世の中にあるのもまた事実で

あらゆる皆の想いを背負って
今日も針は進んでいく
黙々と

チックタックチックタック
今日も針は進んでいく

2/4/2023, 1:58:50 PM

良い1日を。

     XXX


Kiss

2/3/2023, 10:41:35 AM

「1000年先も」か…。
1000年先がどんな世界か分からない。
では1000年前は?

平安時代。
源氏物語が成立した頃にあたるらしい。
源氏物語!いまだに原作として登場する書籍じゃないか!
1000年越えてなお、色褪せていないとは。

古典はそれほど得意でなかったが、『ひらがな』が作られたおかげで、源氏物語といった女性作家の作品が世に多く出るようになったと習ったような気がする。

1000年前に誕生した技術・作品が、1000年後の社会で当たり前の文化として残っている可能性があるということだ。

10年経つと、最近では5年もすると古い文化になるなんて言われるこの世界で、1000年先も当たり前に存在している文化とは、いったい何なのだろうか?

到底生きては見られない世界だが、目の前のものを「これは残ってる?残らない?」という目線で見るのも、ある種、人生の楽しみなのかもしれない。

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