水色紬

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6/22/2024, 2:36:43 AM

高校の旧館三階の廊下から見える夕方の色が好きだ。
放課後の廊下には自分以外誰も居なくて、遠くからはまだチラホラいる生徒の物音が聞こえる。
窓の外は高い建物が無くて、工場や住宅街が見える。空がとても広くて、遠くまでよく見えた。
その空がキャンバスみたいに真っ赤な赤と深い深い青を混ぜて不安定な紫のグラデーションを描いてた。

その色が、美しくて、こわくて、とても好きだ。
ずっと私の中に残り続ける色。

6/21/2024, 8:47:38 AM

君がいるだけで、こんなにも世界がきらめく

6/20/2024, 2:45:11 AM

傘に落ちる雨音が響く
雨音に紛れている心音が
君に気付かれませんように

6/15/2024, 3:48:56 AM

雨が降ったり止んだり、一日ずっと繰り返している。
傘が手放せなくて、水を纏ったびちょびちょの折りたたみ傘を後生大事に持っているが、この傘を差す度に、いいかげん新しい傘が欲しいと思う。
でも毎回買うタイミングがなくて、ずっとこの色褪せた水玉の傘を手放せずにいるのだ。
新しい傘との出会いがまだなのか、この傘がまだやれると粘っているのか。
まだ当分は雨の日の相棒でありそうである。

6/14/2024, 8:40:15 AM

紫陽花を見ると、幼い頃によく遊んでいた女の子を思い出す。
雨が降る度に、お気に入りであろう紫陽花柄の傘をくるくる回しながら歩いていたあの子。
過去の思い出の中の紫陽花は、枯れることなく雨の日に咲き続けています。

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