記憶の地図は、たくさんある管理システムの中のひとつで、記憶を探し易くする為のものなんだ。
僕の地図は有料で4D機能を付けていて、変化を感じやすく、リアルに読めるようになっているから、かなり面白い。
そんな地図上に、5年ほどだろうか、消えてしまっている場所があるんだ。
自力で思い出そうとするんだけど、なぜか苦しくなってしまう。
でも、それでも、やっぱり気になるから、システムの復旧を依頼した。
数日して
『あなたの為に現状維持を推奨する』
と回答が届いた。
辛くて悲しい記憶など、経験値として残ればいいのであって、事柄を記す必要はないと判断する、が理由だった。
そうか。僕にとって思い出すと辛くて悲しい記憶だったんだ。
勝手に消去されるのは賛成できないけど、僕みたいな者は、管理されるのも悪くないなと思った。
きっと、いつまで経っても忘れることが、捨てることができなかったんだろう。
どうしてこの世界は、白と黒しかないのだろうか。
まだ20代の頃、赤や青など、たくさんの色があったはずなのに、今はもうどこにもない。
白と黒があれば、それで良いと思い始めたのは、いつの頃だったか思い出すこともできない。
冷たく感じる色の中で生きていることが当たり前になって、息苦しくなることもない。
こんな世界にいるのは僕だけですか。
今あなたの心からは、どんな色が見えていますか。
夢見る少女のように
ここでは、毎日ではないですが、お題に向き合い、思いついたことを書いて来ました。
皆さんが書いたものを、じっくり読ませていただくこともあります。
1日の中で、ほんの少し、自分らしくいられる時間でした。
忙しなく、あっという間に過ぎて行く時間の中にある、深呼吸出来る時間!という感じです。
夢を見る少女のような、ドキドキワクワクな毎日にするのが私のテーマです。
今日のお題、嬉し過ぎました。
ありがとうございます。
あめあがり
細かい雨が
何度も何度も
降って来る
ワイパーで
ゆっくり拭って
トンネルを抜けたら
そこには大きな夕日
雨上がりの僕たちを
オレンジが包んでくれたから
いつもより遅く車を走らせてみた
かちまけなんて
勝つ者がいたら
負ける者がいる
勝った者が得るもの
負けた者が得るもの
どちらも尊くて
素晴らしいものだと思う
私が勝負している相手は
他の誰か、ではなく私自身だから