やさしいあまおと
きみのなまえをよんだひ



傘に当たって弾いた雨が
緊張している僕の心を
癒やしてくれている

優しい雨音が
大丈夫だよと
背中を押してくれている


大切な日は
いつも雨が降る


初めて君の名前を呼んだ日も
最後に君の名前を呼んだ日も
綺麗な雨だったよね

うた



雨の音
雨の匂い
水たまり

雨の色
雨の行方
虹の光


空の心が満ちた時
雨という名の歌になって
降りてくる

安らかな歌でありますように

恵みの歌となりますように

まって



あなたを待つ私の心は
膨らんだり
萎んだり
雨に濡れたり
風に吹かれたり


あなたに待っていてと
頼まれてはいない
自分で選んでるのだから
仕方ない


待っている私は
だんだん強くなって
いつか1人でも
大丈夫な私になるのかな


今日も思う

明日は今日よりも
笑っていたいな

ふとしたしゅんかん



目の前のことを
一生懸命にやればいい


家に戻ったら
ご飯食べて
お風呂入って
寝て　そして
朝を迎えたらいい


ふとした瞬間なんて
来なければいい

思い出すのは
決まって　あなただから

どこへいこう



ベンチって
朝から晩
晩から朝
毎日毎日
同じ場所に居るからさ

まだ知らないことが
たくさんあるんだ

僕に座る人たちの中には
見ない方が良かったとか
やめときゃ良かったとか
小さな声で
ブツブツブツと
言う人もいるんだけど

世の中って
そんなに退屈なもの
ばかりなの？

僕は
神様からのご褒美で
夢を叶えてもらって
1日限定なんだけどね
人の姿になれるんだ

さあ
さあ
どこへ行こうか！

自由って初めてで
何だか今からドキドキしてる