買い物行ったり、ただ隣にいるだけでいいよ。

寒い日くらい近くに君を感じたいから。

冬は一緒に居たいよ。ちょっとでいいから我儘聞いて。

『冬は一緒に』

とりとめもない話をするあの時間が、どれだけ愛しいものだったのか。

全てを失ってから気がつくなんて、やっぱり僕は馬鹿だ。

『とりとめもない話』

タオルをきつーく絞る僕の横で、君が「ありがとう」って微笑む。

何が食べたい？って聞くと、「今はそばに居て」って力なく僕の手を握ってくる。

いっつも強気な君が甘えてきてくれるこの時間がちょっと嬉しくて。こんな時間も良いな、って思う。

でも、早く治してね。やっぱり僕は元気な君を見てたいな。

『風邪』

ひらひらと舞う白い雪たち

それを見て柔らかく笑う君

君に会うために、僕は雪を待つ。

『雪を待つ』

色とりどりの光、前は通り過ぎていたもの。

君と見るから色んなところで立ち止まってしまう。特別になってく。楽しくなってく。

家まではまだまだ遠い。

『イルミネーション』