〖たとえ間違いだったとしても〗
人生は全て「選択」で成り立っている
無意識に選択をして毎秒動いている。
その選択を誤ってしまうときもある
よく考えても、間違えるときはある。
選択を誤って無駄手間が発生したり
大きな損失を生んでしまったり
人生単位で未来が崩れてしまう
そんなことももちろんあるけれど
ハズレを引いたら人生終了…
なんてことはないのかもしれない
道路は結局どこかと繋がっているし。
人生もきっとそんなものだ。
寄りすぎる寄り道。回りすぎる回り道。
息をするのも苦しい人波の中で
息が吸える道に移動し、歩いているだけ。
邪道でも、ハズレ道でもない。
立派で広く、足跡を残せる道である。
これから歩く道がどんな道だろうと
最終的には目的地に到達する。
たとえ全てが間違いだったとしても
どれだけ時間がかかったとしても
前に進む道なことに変わりはないから。
〖雫〗
規則正しく動く秒針
きっちり閉めてもぽたぽた落ちる雫
そのふたつがうまく重なり合った。
読書に集中していた私が零した
「あ、揃った」
時計と蛇口を交互に行き来する視線
気づけた自分になんだか嬉しくなった
日常の中の些細な喜びを楽しめる
そんな心を忘れない人でありたい。
〖何もいらない〗
みんなが満足する姿を見れば
私は満足するからさ。
だから私はいいの。何もいらない。
私の分まで全部やりな、全部食べな。
…って生きてきたのになあ。
「美味しいものは食べなくちゃ」
「幸せは半分こするべき」
「分かち合わなきゃ気が済まない」
そう言う貴方に出会ってからは
「いらない」なんて拒否せずに
「ありがとう」と受け取ることを覚えた
同時に「遠慮」が癖だとも気付かされた
「お嬢様はわがままくらいが様になってるでしょ?だから『わがまま』一緒に覚えようね」
そういう彼は、私が一生懸命にする
「わがまま」を全て受け入れて
「それでこそ僕だけのお嬢様」と
小恥ずかしい程におだててまでくれる。
本当は何もいらなくなんてなかった。
私に「わがまま」を教えてくれた彼に
今度、私史上最大のわがままを言う。
逆プロポーズ、「苗字がほしい」ってね
〖もしも未来を見れるなら〗
過去に行く方法を知って過去に行き
自分の未来をいじくりたい
なんてったって、酷すぎるから。
未来を信じて努力すればいいとか
立ち上がれ、前向いて進め、動け…
なんてそういう話ではなくって。
自分の人生を修正したら
今私の周りにいる大切な人たちとは
出会わない世界線になってしまう
そんな可能性もある。正直寂しい。
過去に戻れた自分が
自分の手で自分の人生を作り替える。
少し改善された未来と引き換えに
今まで一緒に話していた人たちとの
全ての思い出がなかったことになる
自分が人生を作り替えて得た後悔で
これからを生きるとするのならば
私は毎日喪失感で立てなくなるだろう
自分の酷い人生の中で出会えた人達。
酷かったから出会えた人達。
決めた。
もしも未来を見ることができても
真っ黒な自分の人生は修正しない。
「2回目の初めまして」は辛いから。
〖無色の世界〗
一向に寝付けない朝4時
ブラインドの隙間から見えてしまった空
「ああまた寝れなかった」と
布団を頭まで被って体を縮める
しんどかったことの全てを絶って
ようやく楽になれたと思ったのに
次は「全てを絶ったこと」へ対する
自分の情けなさに嫌気が止まらない
生きるの、ほんとに向いてないなあ。
私の涙を拭ってくれる人はいないし
私の隣には誰も、だーれもいない。
「外の明るさ」という色を布団で遮り
目を閉じて生まれる「無色の世界」で
ひとり、ぽつり、声を殺して泣く。
この誰もいない無彩色な場所で
私がつけた足跡以外を探し求めている
最初言った通り「誰もいない」のに。
…誰もいないのに誰かを探してる?
馬鹿。誰かに見つけてほしいんじゃん。
最高に人間謳歌してて吐きそう
私が私を見つければいいだけなのにね