〖見つめられると〗
「あ、絶対こっち向く」
勘づいた私は手元の小説に視線を戻す
「あっ、逸らされた」
目を逸らされた彼はいきなり立ち上がる
そして彼女の横に座った
「なんで俺から目逸らしたの」
「えぇ、つい反射的に…」
「じゃあ今!目、合わせて」
「いやあぁ、見つめられると、ねぇ…?」
「見つめられるとなに」
「見つめられると、なんか…だめになる」
「…は、それ聞いた俺がだめになりそう」
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〖My Heart〗
“Love your enemies.”
敵を愛しなさい
これは私の座右の銘。
私の心に灯す、キリストの言葉です
わたしはこう考えています
すぐに敵を愛せるようにはなれないが
いつか貴方たち敵と出会えて良かったと
悪質な思惑に支配されなくて良かったと
そう思える日を迎えるために
まずは絡まる霞を丁寧に断ち切っていく
敵にも、自分にも恥じぬように。
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〖ないものねだり〗
ないものねだりで羨むものを
探していくのが人生と
思うばかりの帰り道にて
差し出す1歩は怯え気味
俯き視界が潤む夜
いいないいなと思っていても
その裏、返せば焦げと同等
それに気づかずただただ欲する
それが人間、底部分。
比べす、妬まず、悲しまず。
そうあれたらどれほどいいかと
今宵もきっと悩むでしょう
ないものねだりはあるもの誇り
ないから今のあなたがいるし
あるから今のあなたがいる
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〖好きじゃないのに〗
相手の好きだと思ったところは
迷わずどんどん伝えましょう
「好きじゃなかったのに
褒められてから好きになれた」
なんてこと、よくありますから。
「今だって好きじゃあないけど
○○が好きならまあいいか」
と思ってくれますから。
声が出せるうちに
伝えたい人が身近にいるうちに
あなたなりの温度で、言葉で
伝えられるといいですね。
発する言葉はいつだって新鮮ですから。
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〖ところにより雨〗
雨に濡れたくないからと
傘やカッパに頼る人間様
いつもと変わらない過ごし方に
そろそろ飽きてきた頃でしょう?
「とっておき」の出番ですなぁ。
其ノ壱、傘やカッパには頼るな
其ノ弐、携帯は置いていけ
其ノ参、長靴ではなくサンダルを履け
さあ、全身で雨を浴びてきなさい
雨に打たれて揺らめく紫陽花のように
水が肌に当たる感覚を存分に感じよ。
雲った顔の空と目を合わせて
「人間は雨を避けてばかりでない」と
「全身で雨を感じられる最高の生き物だ」と
たった一人の眩しい表現者のように舞うのです
いいえ、舞いなさい。
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