はじめまして
一気にサクラが咲いて4月。
初々しい新入社員がそこここに目立っている。
彼らを見ると途端に"現在の自分"の姿はフワッと
陽炎のように消えて折り目のキチッと決まった
スーツの、ちゃんと似合った自分が現れる。
足元にはお気に入りのスマートな靴も光っている。
ほぼ同時に・・
鏡やガラスに映った姿を見るまでもなく
カラダのあちこちがキシンでいるのを感じ
そのマボロシは見えなくなる。
確かに遥かな年月が流れたようだが実感は・・
無くはないが、実際と比較するととても薄い。
また春が来たんだな。ボクが生まれた春。
この春、はじめまして・・と挨拶して
新しい恋がはじまる・・ことは無いけど(笑)
これからの人生で1番若いのは"今"という
確かな真実を理解して過ごしたい。
記憶
あの時、ああだった、こうだった、と
長女はよく話していた。そう、中学生くらいまでか。
それは明確な記憶のようで、
たぶん・・とか、たしか・・とか、そんな感じでは
なかった。そして "そんな事あったかな" という
私たち親を不思議な感じで眺めているようだった。
手を引かれてヨチヨチ歩きのお散歩のときの事を
何を買ってもらって、嬉しかっただの、
その時、寒かっただの、
どんな柄の何を着ていただの、確かに覚えている
ようだった。
写真をたくさん撮ってアルバムに整理して
という家庭ではウチはないので・・
ボクのような後付けの記憶ではない。ボクは・・
ボクの父はカメラが趣味で写真がたくさんあり、
むしろ当時の記憶なのか、写真をみた記憶なのか
ぜんぜん分からない(笑)
記憶は皆んなに同じようにちゃんとあって、
片付けが上手か下手かの違いだろうか。
思い出せないだけなのかな。
走馬灯のように思いだすまで待つしかない(笑)
曇り
淡々と日々を過ごすなかで、ふと思うときがある。
あれ? なんか今日、調子イイな・・
うーん、そういえば
振り返ると仕事もイイ感じだし、
コンビニの店員も爽やかだったし、
(・・会計も777円だった)
気のせいか街もキラキラ見えるような。
目の合った犬もシッポを振ってくれる(笑)
ラッキーな雰囲気に包まれているような。
そんなときは・・
多分、ボク自身がニコニコしてるんです。
ソレが周りにフワッと影響して好循環を生む。
伝わりますよね・・。意外と。ちゃんと。
逆に、イライラしてると・・
「もう、こんな時に限って・・」ってなる。
ゴキゲンなときの"信号待ち"では・・
大切な忘れモノに気がつく・・のに、
しかめっ面の"信号待ち"では・・
ガムを踏む・・的な。
ボクが苦手なら相手もボクを苦手。
シケた顔して歩いてると周りは曇ります。
ところで、きっかけになった
笑顔の"理由"は?なんだろうか・・
あっ、今日おニューの靴だった・・
コレかな。
bye bye...
だから・・ボクにとってバイバイ・・は
バイバイ カンチ なんだって(笑)
(よろしければ過去の話 参照(笑))
・・でも、bye bye...はちょっと字面も違うか。
じゃあな、じゃあね、ッテ感じかな。
そうそう卒業式の季節ですね~
じゃあね そっと手を振って
じゃあね じゃあね
ダメよ泣いたりしちゃ
ああ いつまでも 私たちは
振り向けば ほら友達
"じゃあね" おニャン子クラブ
どこ?
あの頃のあなたを失ったのはいつだったか。
誰か知っていたら教えてほしい。
この時だよ・・ってのがありますか?
ソレは・・
あぁそうか。しかたがないな・・って
納得できるヤツですか?
それとも・・
1番恐れてる"アレ"ですか?
分からないくらい すこーしづつ冷めて
ジワリジワリと 何故だがわずらわしくなって
今となっては手のほどこしようが無い・・
ごめんなさい。
そんな"答え"なら知りたくないです。
おーい ホントにどこ行った?
どこ?
♪恋人よ そばにいて
こごえる私の そばにいてよ
そしてひとこと この別れ話が
冗談だよと 笑ってほしい ♪
"恋人よ" 五輪真弓