あなたは誰
見覚えのないヒトから「あなたは誰」
と言われたら・・ 「あ、いや、すみません・・
・・あの〜どちら様でしたっけ」と返す。
よほど著名な方やカッチリした肩書のある方・・
でない限り、「◯◯(名前)です」とか、
「△△社の総務で係長してます」とか言っても
「で、誰?」となりそうで短い答えは難しい。
トム・クルーズです!とか、
◯△大学医学部教授◯◯です。とか、
相手が「ほぅ」とか「へへー」とか反応するヤツ
一度言ってみたい(笑)
ところでボクは一体ナニモンだろう。
いやー ナニモンでも無い(笑)
きっと最期まで「へへー」はおろか
「ほぅ」「へぇ」とかの反応も
もらえない。いや、もらえるわけない(笑)
何かやらかせば・・微かにあるか?
あっ!お題変わってる(笑)
手紙の行方
そういえばもう7〜8年前に中学1年のときの
担任の先生に突然手紙を書いたことがある。
当時「35年前の生徒です」という書き出し
だった気がする。ネットで先生の名前で
検索して、まだ当該県内の学校に勤務して
いるらしいのを確認、学校気付で出す・・
という暴挙でした(笑)
目立つ生徒ではなかったので、「誰?という
状況でしょうから、気にせずスルーして
下さい・・」と書いたのですが、
10日後くらいにちゃんとお返事がきた。
先生はお立場上か、「よく覚えてる」と
言って下さり、いくつかの思い出を書いて
くれた。ボクが記憶から消してる?もの、
あぁ、そんな事があったなあ的なもの・・
ボクの記憶通りのマスにキッチリはいる
まっ四角の文字が整然と並んでいた。
この約35年で何人の生徒と関わったのか、
その生徒それぞれが、ボクと同じように
記憶の中にそれぞれ先生の思い出を
持っているんだなぁと思った。あらためて
先生って仕事はスゴいな・・と思った。
担任頂いた当時は大卒の新任先生。
いまや、教頭先生。時代は流れる・・
この件で一番ハッとさせられたのは
実は"先生とボクは10歳くらいしか違わない"
ということ。新任の先生は24歳?。
中学1年は14歳?そうかぁ。
今となっては・・同世代じゃん。怖(笑)
時間よ止まれ
まぼろしでかまわない
時間よ止まれ
生命のめまいの中で♪ E.YAZAWA
冷めたコトバにすれば・・
止まったら時間ではないかも・・
それは、時間のおわりかも・・と思う。
悠久の時のながれも いつか終わるから
悠久は永遠ではない。ということ・・だろう。
でも、実際は"その一瞬が永遠" とも思う。
"持ち時間"を生きる立場としては
切り取った一瞬一瞬は
常にボクの 宝物で・・お守りで・・
永遠・・と言うよりも、時間を経て
ますます輝きを増す.永遠以上のモノ・・
でもあるだろう。ナチュラル脚色(笑)
また、自分のなかのことであれば、
忘れたいことは忘れてよいだろう。
忘れられなくても、
忘れたふりをして過ごすことも自分が
許せばいいと思える。
お守りも、鍵付き日記の中の封印メモリーも
その一瞬一瞬の全て・・を
一瞬で振り返るその時は必ず来る。
君の声がする。
ボクが再就職して家内のパートの休みと
合わない事が増えた。
おのずと顔を合わせる機会は減り・・
少しだけケンカが減った・・気がする(笑)
ボクは年に数回、休みを利用して隣県の
実家に帰るのだが
ソレも夫婦でなく単独である事が増えた。
単独で帰省したある日、
特に予定もなく、母とカラオケに行った。
歌謡曲は歌詞を意識すれば恋愛の内容が
ほとんど。ただ思春期ははるか昔。
親子お互いに、照れくささは知らぬ間に
のりこえていた。新旧とりまぜて
さまざまな歌を熱唱した(笑)
・・楽しかったんだろうか、
なんとなく心配していたボク・・
母は・・少し時間をおいて
「久しぶりにお父さんの声を聞けた」
と嬉しそうに言った。
ボクの歌に彼女は別のものを聞いていたようだ。
ありがとう
最期はいろいろなことに・・
ボクの人生ドラマの展開をくれた監督に。
盛り上げてくれたり、盛り下げてくれた
小道具たちや大道具さんに。
タイミングを合わせたり、ずらしたり、
タイムキーパーさんに。
両親、家族はじめたくさんの登場人物に。
楽しかったこと、楽しくなかったこと。
嬉しかったこと、切なかったこと。
ラッキー、アンラッキー。
ワクワクしたこと、ガッカリしたこと。
めんどくさい出来事ばかりの日々も。
な~んにも起こらなかった日々も。
最期だけはちゃんと
ありがとう・・を言ってお別れしたい。
そう思っている事を忘れないように。
くれぐれも忘れないように生きていこう。