誰そ彼

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3/25/2025, 3:36:13 AM

もう二度と戻らない日常がある事を
みんなは知っている。

ありふれた日常に溶け込んだ私の感情
変わり映えのない風景
そこにあなたは立っていた。
いつも変わらずそこに居た。

もう二度と戻らない今日。
もう二度と呼ぶ事のない名前。
もう二度とあなたとの明日はない。

もう一度、あなたを見て
もう一度、名前を呼ぶ
もう一度、未来を夢見る

それが叶わない事を私はわかっている。

3/24/2025, 4:05:44 AM

曇り空はまるで私の心のよう。
曇りは大きくなって次第に
あなたとの距離も分からなくなる。

雨を降らす前の暑さのように、
私の瞳は涙を堪えて熱くなる。

あなたとの距離が遠くなり、
私の心に雪が降る。
重い足取り、離れる事はあるけれど
一向に距離は縮まらない。

いつか私の心に陽が差して
あなたとの距離が分かれば
それでいい。

3/22/2025, 8:17:19 AM

記憶の一部になって、隣に君はもう居ない。

君と見た季節がまたやってくる。
忘れたはずの想い出がまた、
私の心を虚しくさせる。
私は君の面影を想い出し、
今日もひとりで寂しいと思ってしまう。

逢いたい。
君と見た景色に立ち止まり
私はまた心を奪われていく。
君の面影を空に映し出す。

君と見た景色を横目に私は今日も歩いている。

3/17/2025, 5:54:03 PM

子供の頃はどんな夢でも
叶えられると思っていた。
夢を見る事が当たり前で、
色んな夢を描いた。

大人になるにつれ
自分が出来る範囲を知った。
叶わぬ夢を見る事が減って
自分が出来る範囲の夢を見た。

いざ大人になれば
叶わない夢のほうが多い。
機械の様に繰り返す毎日に
夢を見ることすら忘れていった。
大人になり限りあることを知った。


子供の夢は無限
大人の夢は有限

3/16/2025, 1:43:24 PM

花の香りと共に散りゆく花弁は
此処に居た事を忘れないでと云う

咲き乱れれば『美しい』と云う
舞い散る花に『儚い』と云う
道に散らばり『綺麗』と云う

そうしてまた逢う日まで忘れてしまう
私は此処には居ない
君の記憶の中に居る 

忘れないでいて欲しい

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