あなたに会いに夜空を駆ける。
悠久の時を経てあなたに届くように､
留まることを知らない時間に
まだ日が昇らないでと私は願う。
別れの音が聞こえる。
優しい悪夢なら目醒めないで。

「鏡よ鏡」
私は一体誰なのでしょうか。
鏡の向こうに見えるアナタは誰？

とても不安を感じている。
とても哀しそうにしている。
どこか生き急いでいる。

答えてはくれないのね。

宛先のない手紙
この手紙の行方は何処だろう。

我慢してきた日々
誰かの為の辛抱も
一人抱えた孤独も
自分の為の努力も

誰にも言えない思いの丈を
紙飛行機で飛ばそう。

努力も報われない､
積み重ねも報われない。
だけど輝きは失われていない。

瞳に輝きがある限り
諦めるのはもう辞めた。

日々の輝きがある限り
未来に進むことを辞めない。

まだ消えていない輝きがある。
まだ見えていない輝きがある。

私達の日常は輝きを秘めている。

「時間よ止まれ」

この瞬間を逃さぬように
記憶に残るようにシャッターを切る
いつかフィルムに焼き付けられるように


「時間よ止まれ」

大切な人が目の前から消えないように
あなたを置いて行かないように
わたしを置いて行かないように


大切な人・大切な物が壊れてしまわないように
時間が止まればいいのに。


それでも私は今日を生きている。
あなたと今を生きている。
時間に立ち向かう準備は出来ている。