大事にしたい
この感情を
君に触れる位置に居たことはない
君を町中で見かけたこともない
君の紡ぐ声すら聞いたこともない
君がどんな表情を見せるのか想像もできない
だけど、こうして手にとってみると
心の底から知りたいと思った
貴女はどんな生き方をしたの?
貴女はどんな女性だったの?
何十年ぶりかに空気に触れた、君。
捲っても捲っても どこもかしこも 白黒の世界
君は真正面に きりりと口をつぐむ
出来ることなら 覗いてみたい
わたしのルーツである四代目の君が生きた時代を
大事にしたい
この好奇心を この密かな探究心を
もう誰にも 問うことはできない君に
暫し 想いを馳せる今宵
心の灯火
ただ何となしに生きる毎日 色褪せて見える目の前の視界
いつの間にか忘れ去られたもの
窮地に立たされても存在すら気にもとめなかったのに
誰かの力強い心の灯火 張り裂けそうな心の灯火を
垣間見た時
薄っすらと揺らぐ小さな自分の灯火が僅かに共鳴した
まだ 完全には諦めなくてもいい
いまからでも自由に追い求めていいんだ
雁字搦めの翼をひろげて
灯火という暖かい火に照らされて
何処だっていい 行きたいところへ 飛んで行け
辛かったら 疲れたら 羽休めをしたらいい
たとえ頼りない灯火になったとても
心の灯火は 完全には消えやしない
現状が苦しくても 諦めるな
自分から消しに行くな
まだ 話したいことがあるだろう?
心の健康
現時点で、私の心の健康に一番ストレスを与えているのは、
「子どもの夏休みの宿題」の進捗と完成度。
時間ないのに、何故か自由研究に凝る。
主要教科に振り向け!
首を長くして待ってるぞ。
完了したら、私の心の健康は一気に返り咲く!
明日、もし晴れたら
一歩、踏み出す
その勇気をください
わたしの心の中は
まだ 晴れ間が見えません
街の灯り
人工的な光の集まりなのに
見ると ホッとする
今日も ようやく終えることが出来た
仕事モードの自分から 解き放たれる
飲み屋の色とりどりの看板や提灯明かりに惹かれて
人恋しさに 暖簾をくぐる
まるで 蛍の光を 追いかけるような
賑やかな談笑 大将の威勢の良い声
そこだけの出会い 美味しいお酒に酒のあて
街の灯りは 今日も甘美で刺激的
リセットさせてくれる
そんな魅惑の明かりに思えた