夢野まち

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9/14/2025, 5:12:36 PM

白くぼんやりとした月
あまりの色の薄さに
夜に溶けていくのではないかと
不安になって君の名を呼ぶ

君は杞憂だと笑った
けれど
空を仰ぐその横顔が
どこか寂しげで儚げで
僕はもっと不安になるんだ

月と一緒に消えてしまわないように
ぎゅっと君の手を握る
強く強く握る

9/14/2025, 12:04:30 AM

何かを表したくて
だけど言葉は浮かばないから
空白のまま放置している

放置した空白は透明になり
やがて自身が何者なのかも
わからなくなるほど溶けていく

そうやって形を失うことも
もしかしたらひとつの答えなのかも

空白 それは何色にもなれる余白
空白 それは全てを飲み込む虚無

あなたたちならどう埋めるだろう
その問いさえ空白の中に吸い込まれ

ただ静寂だけが残る

9/13/2025, 6:15:22 AM

台風が過ぎ去って
ようやく
朝を迎えたというのに

この瞳に映るのは
荒れ果てた風景
そして静寂の中の孤独だけ

9/10/2025, 6:52:48 AM

ただ平穏に暮らしたいだけさ
だけどさ
フィルター越しに見える姿は
なんだか悲しげでさ

笑顔振り撒いてるはずが
惨めったらしい顔になるのさ
そんな僕を見てさ
周りの人たちはこう言うよ

「あの人は心が荒んでいる」ってね

そりゃそうさ
だってさ
鏡を見るたびに
自分自身の内面の醜さが
目について仕方ないんだから

まったく…
平穏が遠退いていく音がするよ

9/6/2025, 3:07:04 PM

雑多な声が行き交う
そんな教室が苦手で
誰よりも早く学校に行く

誰もいない教室の黒板
そこには昨日の落書きが
まだ消されずに残っている

わたしとは何一つ関係ない
文字列のそれ…
ちょっとした疎外感

静かすぎる朝の教室
ここが私の居場所
ここなら息ができる
ここなら心が休まる

だけど あのドアが開けば
また現実が始まる
騒がしくなる

賑やかな教室の中で
私は空気のように消えていく

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