夢野まち

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11/24/2024, 11:01:52 PM

ダサセーターは
己の個性を表す模様

己がダサいと認めず
認めてはならぬと藻掻き続け
藻掻くほど 己のダサさが
浮き彫りになり
気づけば深淵を覗く者すら
その滑稽さを嗤い出す

ダサセーターは
己の個性を表すそのもの

ダサい己を 否定し続ければ
哀れさのあまりに
その滑稽さに失笑して
ダサいと認ることになる
それを避けようと藻掻けば藻掻くほど
ダサい醜態が丸出しになり

気づけば嗤う者は居なくなり
ただ ただ己の無様さに
涙が落ちるばかり

11/22/2024, 9:52:02 PM

家族になろうよ
そんな言葉をくれたあなた

幸せになろうね
そんな言葉を返したわたし

あれから365日を数年重ねて
汚いともとれる側面を見せ合いながら
うまくいかないときもあったけど
離れるなんて選択肢はなかったね

ふたりの体温を分けあう夜が
ふたりだけの今日が明日が明後日が
大事な日々で あなたが大切な宝物で…

家族を増やさない?
あなたはいう

幸せにしようね
わたしはいう

近い将来 宝物が増える予感
そんな予感に揺れる 午後の昼下がり

11/22/2024, 6:30:15 AM

モラルのない言葉の羅列を
叫びたい夜があるときにさ

誰かに聞いてほしいけど
誰にも聞かれたくもないそれらを

どうすればいいの?
誰か教えてよ 

✕✕✕✕!って
怒鳴って  背中を向けて
手招きする無慈悲な怒りを
無視すればいい?
そうすれば誰も傷つかないのかな?

いいや 違うね
どうやったって そんな日は
傷つくことが前提なんだよ

むしろ大声で騒ぎたいんだよ
なんでわかってくれないんだよって

「わかってくれなくていい」
なんて強がりだよ

ああもう何もかも
嫌いになりたいな
そんな衝動がまた
僕を突き動かすんだ

11/2/2024, 12:46:37 AM

とても嬉しいことがあった
それは一瞬のことだった

とても嬉しいことがあった
思い出して浸るには十分だった

思い出して浸るあいだは
一瞬が永遠になることを知った

とても嬉しいことがあるたびに

その一瞬 一瞬を重ねながら
私は永遠に忘れないでしょう

11/1/2024, 8:00:26 AM

地獄こそ理想郷と言う人もいた
天国しか理想郷とは言わないと
頑なに幸せな世界しか求めない人も

まさに十人十色
その十人十色すべてが僕を否定する

なら 僕は何を信じたらいいの?
いったい誰が僕の価値観を
肯定してくれるの?

答えは僕の中にしかないのなら
僕が自分を否定してしまったら
僕はどうすれば救われるんだろう

世界よ崩れてしまえ
何もかも終わりにしてくれ

それが僕の理想郷

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