モラルのない言葉の羅列を
叫びたい夜があるときにさ
誰かに聞いてほしいけど
誰にも聞かれたくもないそれらを
どうすればいいの?
誰か教えてよ
✕✕✕✕!って
怒鳴って 背中を向けて
手招きする無慈悲な怒りを
無視すればいい?
そうすれば誰も傷つかないのかな?
いいや 違うね
どうやったって そんな日は
傷つくことが前提なんだよ
むしろ大声で騒ぎたいんだよ
なんでわかってくれないんだよって
「わかってくれなくていい」
なんて強がりだよ
ああもう何もかも
嫌いになりたいな
そんな衝動がまた
僕を突き動かすんだ
とても嬉しいことがあった
それは一瞬のことだった
とても嬉しいことがあった
思い出して浸るには十分だった
思い出して浸るあいだは
一瞬が永遠になることを知った
とても嬉しいことがあるたびに
その一瞬 一瞬を重ねながら
私は永遠に忘れないでしょう
地獄こそ理想郷と言う人もいた
天国しか理想郷とは言わないと
頑なに幸せな世界しか求めない人も
まさに十人十色
その十人十色すべてが僕を否定する
なら 僕は何を信じたらいいの?
いったい誰が僕の価値観を
肯定してくれるの?
答えは僕の中にしかないのなら
僕が自分を否定してしまったら
僕はどうすれば救われるんだろう
世界よ崩れてしまえ
何もかも終わりにしてくれ
それが僕の理想郷
きらきらの宝石たち
また朝がきて皆で作る一日
夜がくれば皆でぬくぬく眠る
きらきらの宝石たち
そんな毎日を折り重ねて
いつかは素敵な夢を叶えてく
大人たちは優しくて
友達はいつまでもあたたかくて
たとえ危険だとしても皆となら
ただ幸せで満たされていく世界
そんな もしもの世界
ありえたかもしれない
もう一つの物語 消えた幸せの側面
きらきら星の涙
きらめく星くずを集めて
かがやきの夢を織り上げる
これはそんな奇跡を夢見て綴る
小さな宝石たちの残酷な物語
ちいちゃいころの トラウマ
ねずみばあさんが わらうよ
ちいちゃいてをにぎって ねむったよ
ねずみばあさんが わらうから
ねずみばあさんは わらいつづけてる
いまも きえてくれないの
むかしと おなじで いやなのに
ねえ なんで わらってるの
えがおになじみすぎて
わらってないと こわれちゃうから?
ねずみばあさんのせいで
いまでも えがおがすこしこわいんだ
えがおをみるのも
ぼくがわらうのも……