夢野まち

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11/22/2024, 6:30:15 AM

モラルのない言葉の羅列を
叫びたい夜があるときにさ

誰かに聞いてほしいけど
誰にも聞かれたくもないそれらを

どうすればいいの?
誰か教えてよ 

✕✕✕✕!って
怒鳴って  背中を向けて
手招きする無慈悲な怒りを
無視すればいい?
そうすれば誰も傷つかないのかな?

いいや 違うね
どうやったって そんな日は
傷つくことが前提なんだよ

むしろ大声で騒ぎたいんだよ
なんでわかってくれないんだよって

「わかってくれなくていい」
なんて強がりだよ

ああもう何もかも
嫌いになりたいな
そんな衝動がまた
僕を突き動かすんだ

11/2/2024, 12:46:37 AM

とても嬉しいことがあった
それは一瞬のことだった

とても嬉しいことがあった
思い出して浸るには十分だった

思い出して浸るあいだは
一瞬が永遠になることを知った

とても嬉しいことがあるたびに

その一瞬 一瞬を重ねながら
私は永遠に忘れないでしょう

11/1/2024, 8:00:26 AM

地獄こそ理想郷と言う人もいた
天国しか理想郷とは言わないと
頑なに幸せな世界しか求めない人も

まさに十人十色
その十人十色すべてが僕を否定する

なら 僕は何を信じたらいいの?
いったい誰が僕の価値観を
肯定してくれるの?

答えは僕の中にしかないのなら
僕が自分を否定してしまったら
僕はどうすれば救われるんだろう

世界よ崩れてしまえ
何もかも終わりにしてくれ

それが僕の理想郷

10/30/2024, 12:18:41 AM

きらきらの宝石たち
また朝がきて皆で作る一日
夜がくれば皆でぬくぬく眠る

きらきらの宝石たち
そんな毎日を折り重ねて
いつかは素敵な夢を叶えてく

大人たちは優しくて
友達はいつまでもあたたかくて

たとえ危険だとしても皆となら
ただ幸せで満たされていく世界

そんな もしもの世界
ありえたかもしれない
もう一つの物語 消えた幸せの側面

きらきら星の涙
きらめく星くずを集めて

かがやきの夢を織り上げる
これはそんな奇跡を夢見て綴る

小さな宝石たちの残酷な物語

10/29/2024, 1:26:35 AM

ちいちゃいころの トラウマ
ねずみばあさんが わらうよ

ちいちゃいてをにぎって ねむったよ
ねずみばあさんが わらうから

ねずみばあさんは わらいつづけてる
いまも きえてくれないの
むかしと おなじで いやなのに

ねえ なんで わらってるの
えがおになじみすぎて
わらってないと こわれちゃうから?

ねずみばあさんのせいで
いまでも えがおがすこしこわいんだ

えがおをみるのも
ぼくがわらうのも……

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