海月 は 胎の中 。
母は泣く , 愛しい我が仔 の 事で 。
水音が響この身体 揺れるその身体 。
母は 声を上げる 高い声を 。
中は 揺れ廻る ぐちゃぐちゃ に 。
母の感情 は ぐちゃぐちゃ に 。
母の身体は 胎は 壊れていく , 生きる為に と
揺れる身体 は 紙切れの様だ 。
ほら, 壊れた 胎の仔 溺れた 溺れた 。
我が仔は 声は 上がらない
母の声上がる のに 胎の仔 は 上がらない 。
母仔 壊れく ,
痛みは 快楽 。
性 は 悪夢 。
仔 は 母と 共に 天 へ 。
屑 は こぞって こう言う ,
『 じゃあ、どうすれば 良かったんだよ ッ 』
血 が 塗れた 女性の 身体を 抱いて 苦しむ 屑 。
次 は 共に , 幸なろう 。
ことこと,くつくつ,とんとん。料理の音が聞こえる 。
嗚呼この匂いはビーフシチューかな。
そう考えながらリビングへ繋がる扉を
ぎぃーと音を鳴らしながら開いた。
「おかえりなさい」
愛しい人 が ぱたぱた と 足音を鳴らして駆け寄り
にこり と 浮かべた笑顔で 挨拶をした 。
愛しい 。それだけ が 頭に ぷかり と 浮かぶ 。
ぎゅっと 愛しい人を 抱き寄せて 幸せを 噛み締める 声で
「 ただいま 」___
けれども 暖かくない 。
足元には ぺとり と 血溜まり が 。
ごとり 落ちる 愛しい人 。
闇が 近付いて 飲み込もうとする
その先に 居る 妻の存在を 掴もうと 手を伸ばし
「 Don't go! My ___ 」
全ては 偽った 静寂の 音 。
「 Don't go! My ___ 」
がばっ_
額にびっしりと汗が滲みだし乍目を覚ました。
周りの酸素が少ない様に息が出来ない。
過呼吸気味に喉をひゅーヾと鳴らし
近くのペットボトルの中の水を飲み干した。
時計を見遣れば0:00。
嗚呼、不吉だ。深夜でもこの時間なのか…
無意識に溜息が出てくる。
また寝るには……夢見が悪過ぎた。
何処か出掛けよう、
指輪がぶら下がるネックレスを握り締め
数分祈りを捧げては
ベットから身体を起こし
シャワーへと足を動かして
適温流れるシャワーで汗を流し、
上がっては髪を乾かし
そして、外服へと着替える
今夜は近くの公園に行ってみよう。
なんて考えながら玄関を開け外へ
マンションに響く革靴の音。
一人、英国の細道を歩いてる
そんな懐かしい気になりながら
マンションから出て
目的地の公園に着き
一息近くのベンチに座り込んだ 。
あの日の夜 も こんな 静かな 日 だった 。
あの夜 彼女 の 最後 の 言葉で ___
¿ 仮
彼女 が 転んで ふわり スカート 浮いた 。
嗚呼 恥じらった 可愛い 。
彼女 怒っている ,
綺麗な 顔を 赤く染めて 声を あげているの だろう。
笑う彼女 の 友人に 彼女 は つられている。
本当に 美しい 。
「 ねぇ , __ ちゃん あの子
何時も あの花畑 で お花を 摘んで いるね 。」
私は 知っているわ 窓の 先に
素敵な お花の 王子様 が 居ることを ,
早く 会いに 来てね , 私の 王子 。
この 城 から 抜け出せる様に 。