『胸が高鳴る』
扉の前で立ち止まるところから。
ゆっくり歩幅を合わせて。
座って。
合図に合わせて立って。
礼をして。
手は左から。
回って。
前を向く。
ああ、今は一人しか私を見ていないこの空間が、
大人数に包まれるのか。
胸がばくばくする。
今これなら、本番はどうなってんだ笑
ゆっくり自分の椅子に座った。
卒業式、楽しみだな。
以後、作者の自我が出ます。本編より長い。
直近で卒業を迎えた皆さん、ご卒業おめでとうございます。
まあそれは私もなんですがね。
それはそうと、読んで頂けたならわかると思いますが、これは卒業式に向けて胸が高鳴っちゃうお話です。
が、なんで本番ではなく練習の方を書いたのかといいますと、単純に、作者が卒業式に出ていないためです。
卒業式当日に体調を崩し、病院で点滴を受ける始末でした。
ですので、練習の方を上げさせて頂きます。
マーフィーの法則は卒業式でも健在です。皆さんもお気を付けくださいませ。
では、自我が失礼しました。
『この場所で』
朝からひやひやして向かった場所。みんな味方なのに、敵でしかなくて、安心したようで怖かった。
ペンを握った手は少し震えていて、番号を書くのに時間がかかった。
控室は静かすぎて、いつもはうるさい他クラスの子も静かで、変な感じだった。
対面での面接。約10分間。とんでもなく短かった。
これで受かれば、この場所に帰ってくるのだ。
この場所で、また友達に会いたい。出会いたい。
単純に私がこの世に生を受けてまだまだ短いだけです。だからこんな受験とかの話題が出せるのです。
『三日月』 kgty
また二次創作を書きたくなってしまいました。
そうです。nmmn とか呼ばれてるものです。
お気をつけて。でも名前は出してないんですけどね。
ベッドからこっそりと抜け出した。僕と同じベッドで眠る彼を起こさせたくなかったからだ。
夜のひんやりとした空気を浴びたくなった。
そんなちっぽけな理由だ。リビングに繋がる廊下を素足でペタペタと歩き、扉を開けた。
カーテンから溢れる光を目指してゆっくりと部屋の中を歩く。物に当たって音が立ったら、きっと彼は起きてしまう。
カーテンは開きはせず、中に潜る。そのまま窓の鍵を開け、体が通るくらいに窓に隙間作った。
ベランダにするりと体を通すと、ひゅうと体に風が当たって、頭上には明るい三日月が笑っていた。
残念なことに、星々は見えない。都会だし、しょうがないけど。
頭が空っぽになって、体の無駄な力が抜けて、目がくうっとして…目の前の光を取り込もうとしている。
「………きれい」
溢れるようにして出た言葉に、自分でも気付かないくらいに、月に見惚れていた。
意思のない、ある意味、無垢な存在。
僕にとっては、人間にとっては、とんでもないくらいに、純粋な存在。
大きな存在なのに、欠けている月が脆く見えて。でも光に目を逸らせない僕がいる。
「こんなところに居た」
どのくらい見惚れていただろうか。声をかけてもらって意識がふっと戻った。
振り返ればさっきまで隣で寝ていた僕の愛おしい人がいる。
「目が覚めたら居なくて…びっくりしましたよ」
呆れた声がかかる。駄目だったか。僕の恋人は物音を立てていなくとも、隣に居ないだけで目が覚めてしまうらしい。
「月を見ていたんですか?」
彼もベランダに降りてきて、僕に近付いた。
「うん……」
「わ、綺麗ですね〜。三日月かな…?欠けているのもいいですね」
「……ふふっ」
僕から小さな笑い声が漏れる。
「どうしました?」
彼が不審に聞いてくる。
可笑しいなぁ…目の前には、こんなにも大きくて、抗うこともできない、明るい小さな灯があるのに。
今はもう、この人しか目に映らない
行間ガバガバにしたい性でして。by作者
『新年』 kgty
めっちゃ二次創作。お気をつけください。
自力でたどり着いた方以外見ないでー!!恥ずかしいからー!!
「新しい年になりましたけど、今年何したいです?」
急に問いかけられたその質問に、ほう、なんだろうかと頭を少し悩ませた。ありきたりな、よくある質問。だが、そういう質問こそが一番頭を悩ませる質問に違いない。
「そうだなぁ」
いつもだったら、それなりに、だが、面白くなりそうなことを言っているだろう。でも今は恋人の前だから、恋人の前でしか言わないことを言ってもいいかもしれない。恋人の前では媚びセンサーは少し鈍感だ。
「加賀美さんと、一緒に居たいなぁ」
ありきたりだ。何年経とうが干支が何周しようが変わらない願い。つまらない。とにかくありきたりだ。
「嬉しいことを言ってくれますね」
隣にいる恋人は、いつも通り、僕にしか見せないゆるゆるの顔で、嬉しそうにそう言った。いつものあの、チームを引っ張り、社長という威厳を見せている時とは、全く違う。ゆるゆるすぎて戻らないんじゃないかと思うくらいだ。
この人の隣に居たい。ずっと、ずっと、
そんなずっとは叶わないかもしれない。彼は世界と共に時間を進め歳をとり、僕の身体は逆らって時を止めた。
でも、今一緒に居られることが、今の僕の心を満たすのだ。
「……わたくしもですよ」
貴方も、僕と同じ気持ちだろうか。一緒に居られないことを、寂しがってる?
毎年毎年思うのだろう。
新しい年になるたびに、
この気持ちが、必ずぶり返すのだろう。
ひゃー初めてここで二次創作を書きました。という独り言だけ置いておきます
『木漏れ日の跡』
自分は小学校に通っていた時、「そっちから通った方が遠回りしなくて済むから」という理由で、正門からではなく裏門から入っていました。と言っても、門と言う門はない裏門でしたが。
裏門から昇降口まで少し距離がありまして、裏庭を通り抜けなければなりませんでした。
その庭には、たくさん木が植えてあって、夏はとても涼しい場所でした。
なにせ、家から学校まで日陰になる所がなかったのです。しかもかなり距離もある。日が昇る方向に学校があったので、夏は登校が大変でした。
そんな暑い中長い道のりを歩いた先にあったのが学校の裏庭のたくさんの木々たちで。特に夏なんかは、朝日に照らされた葉の隙間から見える日向がとても綺麗だった事を覚えています。
またあの道を歩けるのは、いつになるのか。一生ないのか。
ただ、あの木漏れ日の中歩いた景色は、頭の中に残っています
(文脈は、あの、あんまり気にしなしでくださいごめんなさい)