『涙の理由』
泣いている理由なんて、なんでもいいじゃない。
嬉しくて泣いても、
苦しくて泣いても、
なにも理由がないのに泣いても、
それは全部、私の涙なんだから。
あなたが、気にすることじゃないでしょう?
そんなこと聞くんだったら、
隣に居てよ
『虹の架け橋🌈』
びっくりするくらいに近い距離に虹がかかっているものだから、思わず手を伸ばした。
無論、その手は空を切って何も掴めなかった。
ここから二、三分も全力で走れば、あの虹の橋のたもとにたどりや着くことができそうなくらい、すぐそこにあった。
きっとあの橋を渡りきったとき、
目の前にある一つ大きな山を越えることができると、本気で思えるくらい、
すぐそこに、綺麗な光が輝いていた。
という思い出が作者にはあります。by作者
『既読がつかないメッセージ』
昨日から、君と連絡がとれていない。
君はたまに、ふらっと姿を消す。
日中ならまだしも、夜に居なかったり、一日中、長いときは三日居ない事もあった。
そういう時は、大抵、生きる術を持たずに消えていく。
お金はもちろん、食べ物も、必要な薬も、スマホも。
ただ今回は、家に君のスマホが見当たらなかったから、今回は持っていったのかもしれない。
でも、送ったメッセージに既読はつかない。
どこにいるか教えてくれる?
ちゃんと食べてる?
帰ってきて、二人で話そう?
体調崩してない?
ひとつも、既読がつく事はなくて。
夜勤が終わった明け方。家に帰ってきたら、身体中ボロボロになった、君が玄関に横たわっていた。
『秋色』
君の誕生日を聞いたとき、すぐに納得した。
君の素敵な笑顔がまるで、温かい、秋の色のようだったから。
誕生日って、特別なものだ。
なぜか、その季節に性格が似通う気がする。
夏だったら、快活だとか、冬だったら、お淑やかだとか、
偏見でしかないんどけど。
君の笑顔は、まるで秋色だよ。
お題に無理やり合わせた感が強い作品となってしまいましたね……by作者
『もしも世界が終わるなら』
大切な人に、「ありがとう」と、伝えさせて