冬科

Open App

『木漏れ日の跡』


自分は小学校に通っていた時、「そっちから通った方が遠回りしなくて済むから」という理由で、正門からではなく裏門から入っていました。と言っても、門と言う門はない裏門でしたが。
裏門から昇降口まで少し距離がありまして、裏庭を通り抜けなければなりませんでした。
その庭には、たくさん木が植えてあって、夏はとても涼しい場所でした。
なにせ、家から学校まで日陰になる所がなかったのです。しかもかなり距離もある。日が昇る方向に学校があったので、夏は登校が大変でした。
そんな暑い中長い道のりを歩いた先にあったのが学校の裏庭のたくさんの木々たちで。特に夏なんかは、朝日に照らされた葉の隙間から見える日向がとても綺麗だった事を覚えています。
またあの道を歩けるのは、いつになるのか。一生ないのか。
ただ、あの木漏れ日の中歩いた景色は、頭の中に残っています




(文脈は、あの、あんまり気にしなしでくださいごめんなさい)

11/15/2025, 1:04:37 PM