百瀬

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9/8/2024, 9:15:46 AM

「お姉様のところには行かせない、私が相手よ!」

 エレーヌはロランスに向けられた剣を弾き飛ばした。突然降ってきた妹に驚き、腰を抜かしてしまったり

「早く!ここは私がなんとかするから!」
「わかった……生きて帰るのよ」

 令嬢とは思えぬ特攻に誰もが呆気にとられ……

wip
おどるように
『踊る剣閃』

9/7/2024, 9:15:14 AM

地平線の向こうから亀裂が広がる。
東から昇る太陽が夜明けを告げる。


wip
時を告げる

9/6/2024, 9:19:42 AM

 さくり、さくり、と石灰色の砂浜に足跡を残す。細かく砕け散った事象が瓦礫に降り積もり、荒廃した世界を演出していた。

「帰れそうにないっすねぇ……」

 苦々しく呟く彼に同意する。長く留まるには不向きな環境、重苦しい空気と潮風が混じり合って気分は最悪だ。

「ま、アンタの為なら頑張りますよ」

 フードの中から端正な横顔が覗く。その目は遠く水平線の向こうを見据えている。

「帰ったら一杯付き合ってくれよな」

『尸を渡る』
貝殻

9/5/2024, 9:48:20 AM

「煌」と「燦」の違いはなんだろうと考える。

前者は燃え盛る炎がもたらす光、人知の及ばぬ繁栄というべきか。

後者もまたきらめき。こちらは鮮やかさで人を魅了する方向が強いらしい。


『星降る夜の走り書き』
きらめき

9/4/2024, 9:58:49 AM

会社を辞めた後輩。そんな彼女に執着して、負担になっていたことに気付いた。これで最後だと、謝罪するメッセージを送り、気になっても開かないようにしていた。

「気遣って下さりありがとうございます。返事せずに放置してしまい申し訳ないです」

こちらこそ申し訳なかった。返事は書き込まずに、リアクションだけ押しておいた。
俺にできることは、元上司として、一人の男として彼女が再起することを願うばかりだ。


『行き止まり』
些細なことでも

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