バスクララ

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4/18/2025, 3:28:02 PM

私の人生の始まりはまさしくこの世に産まれた瞬間からだ。
しかし全てが始まった瞬間は違う。
弟が産まれた時?
いいや、それは私に兄としての自覚が芽生えた瞬間だ。
友達が記憶喪失になった時?
いいや、それは私に人の心の複雑さを知らしめた出来事だ。
現代社会にも関わらず、神への生贄とかいう理不尽に私が選ばれた時?
いいや、それはほんのきっかけに過ぎない。
……その後だ。
私がこの世を去ってから。
私がいなくなってから歯車が動き出したかのように、私と関わった全ての人の運命が大きくうねり始めている。
それはまさしく物語の始まりと言っても過言ではないほどに。
私がその舞台に立つことができないのは少し残念に思うが、この物語の登場人物ほぼ全員と私は何かしらの関わりがある。
まるで主人公みたいではないか。
そう思うとちょっとだけ気分が良くなる。
……だが主人公のいないこの物語を、残された人々はどう紡いでいくのだろう?
どんな結末になるのだろう?
楽しみでもあり、不安でもある。


【忘却のリンドウ 01/16】

4/17/2025, 1:03:49 PM

何度でも何度だって挑み続ける。
その目に静かな情熱の光を宿して。
彼女は目の前に立ち塞がる敵に幾度となく打ちのめされてもその度に立ち上がり、しっかりと前を見据える。
俺が止めても諦めるように促しても、彼女は意にも介さず敵に立ち向かって行く。
何が彼女をそうさせるのか、何が彼女の原動力となっているのか。それは俺にはわからない。
ただ、これはゲームの負けイベントで相手は絶対に倒せないと何度言っても「血が出るなら殺せるわ!」とどこかで聞いたようなセリフを言って特攻しに行くのはちょっと勘弁してほしい……

4/16/2025, 1:15:37 PM

ひそひそ、ひそひそ。
時折そんな小さなささやき声が聞こえるようになったのはいつからだったかな。
最初は遠くの声よろしく小さな小さな……本当に聞き取れるかどうかというレベルだったのに、今では耳元で内緒話されてるかのようにしっかりはっきり聞こえる。
と言っても聞こえるのは本当に「ひそひそ」だけ。
他の言葉は聞いたことがない。
でもなんで私にこんな声が聞こえるのかな。私の幻聴なのかな?
ひそひそオンリーの幻聴なんて聞いたことないけど。
もし声の主がいるとしたら誰なんだろう。
そしてなぜひそひそだけなんだろう?
……謎は尽きないなあ。
まあ解明する手段もないからこの謎は迷宮入り確定だろうけどね。
……気にはなるけど。

4/15/2025, 12:29:54 PM

春に恋するから春恋。
では夏は夏恋、秋は秋恋、冬は冬恋になるのだろう。
……こうして羅列すると人の名前みたいだなあと思うが、実際にいるのだろうか。
もしいたらとても素敵な名前だから誇っていいと伝えたい。
まあそれはさておき、恋は春に限らずいつでもしていいと思う。
春は恋の季節らしいが、恋をする瞬間というのは季節や時間を問わずに突然やってくるものだ。
人を好きになるのに理由なんていらないのだから。

4/14/2025, 1:09:19 PM

私の将来はどうなっているのだろうとは思うが、未来のことはそれほど考えたくない。
私の未来図は白紙。
その方が驚きがあって楽しい……と思う。

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