しず

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7/17/2023, 1:45:58 PM

あなたと出会ったのはいつだったかしら。

初めてのデートは覚えてる?
張り切ってヒールを履いてきたんだけど、途中で足を痛くしてしまって。

初めての夜は?
綺麗な夜景をプレゼントしてくれたね。

あなたの初めては常に私と一緒だったね。
プロポーズも婚約指輪をもらったのも全部覚えてるわ。
緊張している時は必ずと言っていいほど手が震えるのはあなたの特徴よね。
今は老いのせいで震えてしまっているのかしら。

ねぇ
覚えてる?

どちらか先にいなくなる時は

昔話をして笑いましょう、って。



私は今、笑えているかしら?





「遠い日の記憶」

7/14/2023, 2:14:57 PM

何事にも必要なこと

出来ない自分は何をするべきなのだろうか

そっとそれを待つだけ?

違う

じゃあ 自分はやらない?

違う

やらないのではない やれないのだ

何事も1人ですべてこなしてきた

それを今更

出来るのだったらもうとっくにやっていた

それでも出来ていないのなら それは

足の引っ張り合いではないのか



「手を取り合って」

7/13/2023, 1:39:10 PM

みんなは出来ているのに
自分だけが出来ない

みんなは自分の前に歩いていて
それを追い越すこと、肩を並べることすらできない

ずっと下ばかり向いていた
もう見たくないと

こんな世界なら 
自分なんていなくても同じではないのか

出来る人は羽ばたき
出来ない人は地に落ちる

そう決まっているのなら
喜んで地に落ちよう

そうすればきっと
心も体も少しは休めるだろうか


「劣等感」

7/10/2023, 12:14:41 PM

何もないただの白い空間。
開けた目にはチカチカするほどのそれが広がっていた。
どこが終わりで始まりか。
それすらもわからないほどに。

あぁ、そうか。

自分の心はそれくらいに何も思っていなくて空っぽだったのか。
なら、もう一度目を瞑って開けたら、そこは色づいている世界が広がっているのだろうか。

現実はそう甘くない。

なら、

もう少しここにいてもいいかな。


「目が覚めたら」