物語の中の
優しい光に溢れた
夢みるような世界
それが楽園だと
思っていた
今は
心の中に溢れ
温かく
穏やかな気持ちを映し出す
目の前の景色が
楽園だと気づいた
私オリジナルの世界が
目の前にある
蝶を飛ばしてもいい
子供の笑い声が聞こえてもいい
静かに雨音を聞いていてもいい
私だけの楽園
さあ、今日も
楽園を楽しもう
昼間の暑さは
どこへやら…
朝夕涼しくなってくると
そっと忍び寄る影
人目につかず
音もなく
息を凝らして室内へ
あわよくば
部屋の片隅で
一晩を過ごそうと企む
「そう!
そこの貴方!
ここは
立ち入り禁止ですよ!
すぐお引き取りを!」
そう言われて
やすやすと
引き下がるものか!
とばかりに
駄々をこねるが
残念
今晩も部屋の外へ
摘み出されてしまった
「ごめんね
よそをあたってね…
カメムシ君」
やっと頂上だ〜!!!
どんな素敵な眺めが
待っているんだろう
あらら…
またさらに進めですか、
森の中を
ふ〜
ちょっと腰を下ろしたら
また歩き出しますか
でも…
いいじゃない!
予想外なことって
どんな自分に
グレードアップするのか
楽しみだなぁ
今、
貴方と笑っている
私がいる世界と
今、
貴方と泣いている
私がいる世界
これだけはっきりしていれば
違う世界って分かるよね
これを行き来したら
感情の変化が
忙しいね
実際は
もっと沢山のパラレルを
瞬時に移動している
だからね、
今が大事なのよ
次の瞬間は
今に基づいた
パラレルワールドへ移動
どういうパラレルワールドへ向かうかは
自分次第
かけっこして
遊んでいる
長針
ぐるぐる走り回って
目がまわらないの?
走るのが大好きなんだね
追いつくのが大変な
短針
息を切らして
「やっと捕まえた〜」
と、思ったら
きゃっきゃと
喜んで
また走り出す長針
何度も何度も繰り返した
追いかけっこ
今静かに重なり
そして
それぞれの進路へ
進み始める
長針は、
右回りで
短針は、
左回りで
思うままに
進んでいこう