「優しさ」
自分のために自分に優しくする
自分のために人に優しくする
人のために人に優しくする
人のために自分に優しくする
優しさは良くも悪くもある
だからってしないなんて気持ちにはならない
「ミッドナイト」
眠ることのない街
陽が沈んでから輝きだすネオンの光たち
あなたの生きる場所は人工的な光に囲まれ
続ける
見渡す限りの星空の下
生活音が静まるころ身体を休め陽の昇るの
を私は待つ
日付けが変わるころに一つの通知
私は夢の中
あなたと繋がれない
「安心と不安」
心がずっと穏やかで居続けることなんて
無いよね。
世の中には反対語がたくさんあるけど、
あまり両極端な意味をもつイメージがな
い、言葉のひとつかな。
「逆光」
レンズの向こう側に見える貴方を大きな光
がまとっている。
ゆっくり手を下げていた。
「こんな夢を見た」
子どもの頃、とにかく得体のしれない何か
大きなものに追いかけられる夢をよく見た。
毎回上手く逃げれ切れるのだけれど、その
内に夢の中の自分が「これは夢だから目を
覚まして!」と夢の自分に言って夢から覚
めれるようになった。しかしそれもいつま
でも効かず夢から覚めてもまた夢の中、ま
た覚めても夢の中で、5回ほどでやっと目
が覚め、起きたころには酷く疲れていた。
そんな思いで目覚めるくらいなら、いっそ
逃げるのをやめて素直にやられてしまおう
と思った。そうしたら目の前でしゅぽっ、
と消えてしまい、それからは追われる夢を
ほとんど見なくなった。
大人になって知ったのだが、不安などで追
われる夢を見るらしい。憶測だが追われる
夢を見るのが不安で追われる夢を見ていた
のではないかと思う。滑稽だな。