「タイムマシーン」
実際にあるとか無いとか。
もしもあっても私は使わないだろうな。
思う存分に今を生きる。
何も取り柄がないけれど、誰にも必要とさ
れていないけど、これで良かったと思って
る。
この世に存在できて、良くも悪くも色々な
ことを知って経験して喜怒哀楽他を全うし
たと思う。
まだまだ希望は持っています。
毎日を大切に生きているなんて言えないけ
ど、今のままで。これからも。
「タイムマシーン」
君たちはこれを使って何をしたいんだ?
そんなに今世の時空を変えたいのかい?
良い事ばかりの世の中には、ならないの
だよ。
無事に帰って来ても元の世界に戻れるな
んて思わないことだね。
それでも君はこれを使うかい?
「特別な夜」
葬儀屋の方がお通夜やお葬式は非日常です
とおっしゃっていました。大人になってか
ら聞いたお言葉ですが、今日のタイトルを
見て、真っ先に頭に浮かんできました。
その全てが夜とは限らないですが、夜通し
ろうそくの火を絶やさないで皆で番をする
行動はまさに非日常な特別な夜。何度か経
験しましたが、どれも同じでは無く、とて
も静かな、不思議と心地よく、ピンと張り
つめた空気感でした。
なき人物との最後のお別れ。
大切な時間です。
「海の底」
大人になって初めて見た海の底は恐ろしい
ほど暗かった。子どものころにイメージし
ていた真逆だった。
どのくらい前から陽の光を知らないんだろ
う。これからも知ることは無いんだろうな。
陽の有り難さを痛感した。
「君に会いたくて」
君に会いたくて、どんなに叫んでも会え
ないことはわかってる。でも、どうしよ
うもなく叫んでしまう時はあるんだ。
せめて夢の中だけでも迎えに来てよ。
〜鯖缶のコーナー〜
「黄身に合わせたくて」じゃ駄目
ですか?
色々なレシピを知ってます。
くどいですか?
食いしん坊なだけです。では。
「閉ざされた日記」
小学校の頃に交換日記が流行っていた。
仲のよい友達数人とたわいもない内容だが、
何冊も回し書いた記憶がある。
実家を離れる時に自分の荷物は処分したのだ
が、その中にその時の交換日記が一冊だけあ
った。
たぶん、一冊が終わった時点で持っていた人
が保管していたのだろう。
惜しみながらもその日記を処分したが、それ
が足りない一冊にならないことを願っている。