澄んだ瞳
ある朝、僕は起床して鏡を見た。すると昨日まで黒く澄んでいた瞳が、闇に呑まれたかのように黒く濁っていた。そして、明日も、その次の日も。瞳は黒く濁ったままだった。
僕はその気分を詩に表した。
僕の瞳はみんなと違う
みんな澄んでいるのに
どうして僕だけ濁っているのだろう
もしかしたら
自分の心が瞳に現れているのかもしれない
澄んでいれば澄んでいるほど
心が綺麗な人で
濁っていれば濁っているほど
心が穢れている人
いつか、この穢れた心を綺麗に洗い流して
綺麗な心の持ち主になりたい
嵐がこようとも
僕は決して屈しない
どんなことがあっても
冷静に対応し
落ち着いて物事に集中する
たとえ本物の嵐がこようとも
屈することはないだろう
ただどうしてもって時は
気を抜いてゆっくり
自分のペースでいったらいい
神様が舞い降りてきて、こう言った。
「これから貴方は道を踏み間違える。だからわたしは助けに来た」と。神が言うのならば本当のことなのだろう。僕がどんなことで道を踏み外すのかは神しか知らない。知らなければ止めるのは難しい。
だから、これから清く正しく生きよう。決して二度と道を踏み外さず、正しく生きていよう。そうしたらいつかは正当な道を超え、気をつけていなくとも道を踏み外さずにいられるだろう。今書いている自分も、これからは正当に生きられるように努力を忙しい中、できる限りしようと思う。
誰かのためになるならば
もし誰かを救えるのなら
自分を犠牲にしてもいい
だから誰かの役に立ちたい
そう願っても叶わないのだろうか
ならば願いを誰かに届けよう
誰かのためになるならば
自分を捨てても構わない
それほど誰かのことを
守り通したいと思っているから
鳥かご
自分の意思を通せない
自分の好きなことを存分に出来ない
本当の心は誰にも表しても伝わらない
何もかもが出来ない
思い通りにするだけ
暗い暗い檻に閉じ込められている
すぐ横には青い透き通った空があるのに
この檻のせいで外には羽ばたけない
そう、まるで鳥かごに閉じ込められているかのように。