12/9/2023, 1:07:31 PM
【手を繋いで】
あなたに愛されたいと思っていた
ちゃんとわたしのことを見て欲しいと思っていた
あなたはわたしのことなんていらないんじゃないかって
それが幼いわたしにはとても恐ろしかった
おばけより殺人鬼より夜のトイレより よほど
少し大人になった今だから思い出せる
幼かったわたしの手を引いて歩いてくれたこと
誕生日にはわたしの誕生を喜んでくれたこと
ごつごつした手でわたしの頭を撫でてくれたこと
でも今はもうあなたと歩くことも
誕生日をお祝いすることも
頭を撫でてもらうこともないんだね
きらいきらいと口では言いながら
期待してたってことはわたしもあなたを愛してたってことなのかもしれないね
お互い世界にたったひとりしかいないのに
良くないところばかり似るから 仕方がないね
12/7/2023, 8:16:47 PM
追憶に沈むのは素敵なことかもしれないが、良い気持ちになることの方が少ない
まだ見ぬ未来を考えるのは建設的なことかもしれないが、これもやはり良い気持ちになることは少ない
かと言って目の前だけしか見ないのは、それはそれで愚かなんだろうとも思う
私は何を思えば良いのだろう
何を考えて過ごしていたんだっけ
狭いこの部屋の片隅で、自分で勝手に逃げ道を塞いでばかりいる思考に蓋をする
しかし、何も考えないようにしよう、というのも案外難しいものだ