My Heart
ハートって可愛いね。
誰しも考えたことがあるであろう。
ハートを言い変えると、『命 』になる。
ハートにも種類がある。
特別な存在
僕は空っぽな人間。
そう呼ばれていた。
「そういや、お前って好きな人おるん?」
教室の端の方でその言葉を聞いた。
好きな人。
イコール、特別な人。
もちろん、僕には特別なんてない。
そんなのいらない。
特別があるだけで、人は崩れやすくなる。
だから僕は、特別を作らない。
だけど、ある日、特別な存在に出会ってしまった。
とても、僕の視線を奪われる。
そんな存在だった。
二人ぼっち
僕と君、二人ぼっちだ。
出会いは突然だった。
僕は旅人だ。
常にそこらじゅうを歩き回っている。
さあ、今日も歩こう。
どれくらい歩いただろうか。
全然知らない道を歩いていた。
ここはどこだろうか。
また少し歩いた所に大きな木が1本、立っていた。
あそこに行ってみよう。
近づいていくと、人影が見えた。
よく見ると、髪が長く、白いワンピースを着た女性がいた。
本を読んでいるようだった。
一目見ただけなのに凄く、彼女の事が気になる。
こんな気持ち、僕は知らない。
話かけたいが、よく分からないその場の雰囲気で話しかけれなかった。
そこには僕たち、二人ぼっちなのに。
夢が醒める前に
人生には分岐点がある。
それは人によって違う。
それを見つけるためには、人生をゆっくりと歩んで行かなければならない。
僕には夢がない。
見つけたいと思ってはいるが、行動に移さない所が僕の悪い所だ。
他人に夢関係の話をした所でなんの返事も求めてない。学校で夢の話をするのが嫌いだ。
夢なんか話した所で、絶対に叶うとは限らないから。
そう思いながら僕は、眠りについた。
もういっその事、ずっと夢の中にいたいと思った。
夢の中では、何をしようが自由だ。
夢が醒める前にとことん好きな事をしよう。
夢の中で。