3/23/2024, 3:03:22 PM
特別な存在
僕は空っぽな人間。
そう呼ばれていた。
「そういや、お前って好きな人おるん?」
教室の端の方でその言葉を聞いた。
好きな人。
イコール、特別な人。
もちろん、僕には特別なんてない。
そんなのいらない。
特別があるだけで、人は崩れやすくなる。
だから僕は、特別を作らない。
だけど、ある日、特別な存在に出会ってしまった。
とても、僕の視線を奪われる。
そんな存在だった。
3/21/2024, 2:15:40 PM
二人ぼっち
僕と君、二人ぼっちだ。
出会いは突然だった。
僕は旅人だ。
常にそこらじゅうを歩き回っている。
さあ、今日も歩こう。
どれくらい歩いただろうか。
全然知らない道を歩いていた。
ここはどこだろうか。
また少し歩いた所に大きな木が1本、立っていた。
あそこに行ってみよう。
近づいていくと、人影が見えた。
よく見ると、髪が長く、白いワンピースを着た女性がいた。
本を読んでいるようだった。
一目見ただけなのに凄く、彼女の事が気になる。
こんな気持ち、僕は知らない。
話かけたいが、よく分からないその場の雰囲気で話しかけれなかった。
そこには僕たち、二人ぼっちなのに。
3/20/2024, 3:46:12 PM
夢が醒める前に
人生には分岐点がある。
それは人によって違う。
それを見つけるためには、人生をゆっくりと歩んで行かなければならない。
僕には夢がない。
見つけたいと思ってはいるが、行動に移さない所が僕の悪い所だ。
他人に夢関係の話をした所でなんの返事も求めてない。学校で夢の話をするのが嫌いだ。
夢なんか話した所で、絶対に叶うとは限らないから。
そう思いながら僕は、眠りについた。
もういっその事、ずっと夢の中にいたいと思った。
夢の中では、何をしようが自由だ。
夢が醒める前にとことん好きな事をしよう。
夢の中で。