衒凪

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10/13/2023, 1:12:17 PM

細身の体に反して君は、頬を何杯目か分からないご飯で膨らませながら幸せそうな顔をしている。あまりにも幸せそうだから、ついご飯を作りすぎてしまうのもしょうがないよね。空になったお椀を差し出し、おかわりを要求する君の目は無邪気に輝いている。いっぱい食べる君が大好きだ!

[子供のように]

10/12/2023, 12:35:35 PM

人の少なくなった図書室で、頬杖をついて外を眺めている君がいた。君の瞳に夕暮れが反射して、ありがちな例えだけれど、まるで宝石のようにキラキラしていた。綺麗で美しく思ったその瞳は、じっと眺めているとやがて少し切なくなるような感じがした。

[放課後]

10/11/2023, 11:35:14 AM

開きっぱなしの窓から
秋を感じさせる肌寒い風が入ってくる

オレンジ色に染まった木々は
微かに揺れ動く

その音がやけに心地よく
風に揺れるカーテンもまた
ずっと眺めていられる

[カーテン]

10/10/2023, 12:33:12 PM

紅葉に染まった外の世界を窓越しに眺めていると、ふと自分の頬を暖かいものが伝うのが感じられた。何か哀しいわけでもないというのに、それは止めどなく流れ続ける。でも、その涙を止めたいという気持ちは何故か起こらなかった。たまには、理由が分からなくたって、その心が溢れ出したっていいじゃないか。

[涙の理由]

10/9/2023, 11:57:04 AM

紙の上を滑る文字の海

いつもこの時間がいっとう好きなんだ
それを読む、私だけが感じられる時間

言葉というものはなんて素晴らしいのだろう
こんなにも人を楽しませることが出来るのだから

[ココロオドル]

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