ススキ
ススキはすごいと思う。
風が吹けばゆらゆらと揺れている。
何事も受け止めるかのように。
優しく、時に激しく、その様子はまるで人間の感情のようだ。
そして、私は思う。ススキの花言葉ってなんであんなに素敵なのだろう、と。
ススキの花言葉
生命力 なびく心
能裏
脳裏に浮かぶ、あの時の思い出。
あなたは今どこにいる?
私にイベリスという花をくれたあの人。
あの後に、花言葉を調べたんだ。
だから私はあなたを待つ。あの花言葉を信じて待っているから。
あなたはあのことを覚えている?
能裏に浮かぶのは貴方のことばかり。
イベリスの花言葉は、
--初恋の思い出--
意味がないこと
意味が無いことってなんだろう。
意味のあることってなんだろう。
そう考えたことはない?
私はたくさんある。何が意味のないことなんだろう。
何が意味のあることなんだろう。
でもたまに思うことがある。言葉って言うのは簡単に傷つけられることもある、喜ばせることもできる、それを見て周りも喜ぶことがある。
それでも、意味が無いことってなんだろう、って考えることができる。言葉にはわからないこともあるんだ。
でも、私は意味の無いことはない、そう信じて今日も過ごしている。
『あなたとわたし』
あなたと私はすれ違うばかり。
あなたとあの子はとても仲良しよね。なら、私とあなたはどう?
接点もない、ただのクラスメイト。
あなたは気づいてないでしょ。私はあなたに憧れがあるって。
なんでかって?そりゃ、
「私たちが過去にはもう、出会っていたからよ。」
私が5歳くらいだった頃にね、両親にお花畑に連れて行ってもらったことがあったの。
その時に花かんむりをつけていたのだけど、それが風で飛ばされてしまったの。
そんな時にあなたが花かんむりを私につけてくれた。
小さかった私はそんなあなたが王子様のように見えたのよね。
同い年だとも知らずに。
名前も知らない。どこに住んでいるのかも知らない。
そんなあなたに再会できたのはとても嬉しかったのよ。
でもね、私たちが話したことがあるのは、1度だけだったのよ。
卒業式の日に「おめでとう。」「そっちこそおめでとう。」
その言葉。
あの時ね、私はずっと伝えたかった。言葉にしたかった。
--あなたは恋してくれますか?--
その一言がずっと私の中に閉じ込められたまま。
ずっと、ずっと過ごしていたの。
なのに不思議よね。同窓会ではたくさん話してたの。
でもね、私が1番不思議に思っていることはね、
私とあなたが今では家族として仲良くしていることよ。
なのに、今でもその話をするのだけどね、まだ信じてくれないのよ!w