スリルといえばジェットコースターを思い出す。
遊園地のなかでも非日常を体験できる場所だ。
日常でもジェットコースターのように気持ちは浮き沈みする。
誰かにほめられたら嬉しくなるし、テストで悪い点をとったら悲しくなる。
人間関係だってずっとみんなと仲良くなんて難しい。
だからこそ、うまくいったら嬉しくなる。
そんなスリル満点な日々を私たちは生きていく。
あなたとわたしの距離
あなたとわたしはたった数センチしか離れていないけど
こころの距離はきっと何メートルも離れているような気がする。
もしかしたら磁石みたいにお互いを遠ざけてしまうのかもしれない。
そうだとしても、わたしはあなたに近づきたいと思ってしまう。
あわよくば、向こうから近づいてきてくれないかななんて思ってしまう。
あなたも同じ気持ちだったらいいな。
私は雨が好きだ。
梅雨にしとしと降り注ぐ雨も
夏の夕方にザーザー降る雨も。
なんだか自分が綺麗に洗い流されているような気持ちになる。
地面に打ちつける雨や屋根から落ちる雨の音は音楽のように聞こえてくる。
どんな大きな声を出しても、雨が包みこんでくれる。
今の気持ちなんて関係なく、みんなに柔らかい雨は降り注ぐ。
3年生になって初めて親友とクラスが離れた。
仲良しの3人で私だけ別のクラスになるなんて信じられなかった。
新しいクラスに知っている人はいたけれど、あまり話すことはなかった。
教室を見渡すと、早くもグループができ始めていた。
でも、勇気が出ない私はその輪に入ることはできなかった。
そんなとき、一人の女の子が話しかけてくれた。
「名前なんていうの?」
その子は、ひとりという暗闇にいた私にとって、一筋の光のようだった。
今、私が楽しくいろんな人と話すことができているのは、その子のおかげだ。
幸せな未来は、些細なきっかけから作ることができるんだと思った。
なぜか、年の終わりが近づくと哀愁を感じる。
夏まではまだまだと思うけど、木の葉っぱが色づいて落ちていくのを見ると、
冬がもうすぐやって来るなぁなんて思う。
そんなことを言っている間にも時間は過ぎていく。
今年もあと二ヶ月だ。
悔いが残らないように楽しんで生きよう。